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すごい本屋! [単行本]

井原 万見子
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

イハラ・ハートショップは住人約100人の山奥の小さな本屋さん。地域にはお店がないので、食品や日用雑貨も一緒に売っている。そんな本屋さんが『怪傑ゾロリ』原ゆたかさんのサイン会、今森光彦さんとの交流会など、村の子どもたちと次々と楽しい「事件」を起こしていく。過疎や出版不況もなんのその、「田舎の子どもたちにもたくさんの本との出会いを」という思いで動き続ける店長の、アクティブな挑戦の日々。

内容(「BOOK」データベースより)

「うちの村にも、本屋があったらええんやけど…」そんな村の人たちの声に応えてできた山奥の本屋さん。まわりにはほかにお店がないので、お味噌や洗剤も売っています。村の子どもたちに本の世界を知ってほしいと、今日も絵本をかついで読み聞かせに走り、楽しいイベントを企画します。「かいけつゾロリ」の原ゆたかさんをイノシシと出迎え、昆虫少年と今森光彦さんをお宮の森で対面させる…。子どもたちの目が輝きだしたら、大人も動き出す。本屋さんほど素敵な商売はない。

登録情報

  • 単行本: 220ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版 (2008/12/19)
  • ISBN-10: 4022504056
  • ISBN-13: 978-4022504050
  • 発売日: 2008/12/19
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 本屋好き必読, 2009/2/1
By 
若村さき (神奈川県) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: すごい本屋! (単行本)
住人約100人の村の本屋さんの奮闘記。

子どもたち、それからおとなにも、楽しんでもらえる本を届けたい。そんな思いにあふれた小さな本屋兼雑貨屋「イハラ・ハートショップ」で起こる、本にまつわる素敵な話が満載です。

都会の本屋でもそこまでやらないような、巡回図書、選書会、エスキス展、原画展、「かいけつゾロリ」作者の原ゆたかさんのサイン会など、次々と楽しい企画を立て、成功させています。店長井原さんの熱意と人柄にひきつけられ、トーハンやポプラ社など多くの関係者が手伝いにはせ参じているのも心が温まります。

学校自主巡回図書で新刊本を見た子どもの一言、

「わあ、本がいっぱいや。なあ、先生、私、本屋さんになりたいなあ」(60頁)

など、思わずほろりとさせられるエピソードがいっぱいです。

特に用もなく、ついつい本屋に寄ってしまう、本屋好きのあなたに薦めます。

和歌山に行く機会があったら、是非、「イハラ・ハートショップ」に立ち寄りたい、そんな気持ちになる本です。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 タイトル通りの「すごい」本屋さんです!, 2009/6/7
By 
レビュー対象商品: すごい本屋! (単行本)
 このイハラ・ハートショップの存在を知り、勇気づけられました。山の中だからという

ことでやりたいことをあきらめるのではなく、何とかして実現させたいという熱意や

アイディアの方が勝っているからです。一歩踏み出さなければ、成功も失敗もないのです。

 特に子供への影響力は計り知れないと思います。掲載されている写真からも、子供達の

目の輝きが伝わってくるようです。また、地域のお年寄りへの配慮も、井原店長さんの

細やかさが分かります。

 本文のイラスト、似顔絵もやわらかい感じで本の内容にぴったりです。コラムの「本屋で出会った人々」に出てくる10人との交流も惹かれます。結局、何をするにも人を動かすのは人(出会い)なのですね。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 すごい行動力の源は?, 2009/4/5
レビュー対象商品: すごい本屋! (単行本)
 著者の井原さんは、子どもたちのために絵本関係のイベント企画を沢山の人達の協力を得て次々と実現していく点に出版業界はじめ各方面から注目されています。他方では、思い切った行動に対して批判を受けたり冷たい反応があった事もチラホラと窺えます。

 私は、この本を読み進むうちに、「井原さんの少々の事ではめげないこの粘り強い行動力の源は何なんだろうか?」という疑問が湧き上がってきて頭から離れませんでした。

 ようやく、その疑問が解けたのは「同じ県立高校出身で、部活動も同じ。私よりもずいぶんと学年下の後輩」から受けた取材の時のお話でした。

 井原さんは、「私が本屋をしていくなかで、子どもの本に力をいれるようになったきっかけが、わずか二年半の闘病で子どもを残して逝ってしまった同級生がいたからだと話しました。」と述べています。

 井原さんは「彼女自身が何を求めていたかに気がついてあげられなかった、私の無力さを感じたことも話しました。」とも述べています。

 私は、井原さんを突き動かしているのは「後悔」ではないかと思います。

 後悔という言葉は、一見「後ろ向き」とも思われます。しかし「子どもを残して逝ってしまった同級生」にはもう二度と会う事は出来ませんし、じっくりと彼女の絵本に託した想いを聴いてあげる事も出来ません。そういう意味では、後悔は相当に重たく深いもので、そう簡単に忘れ去ることは出来ないものです。故に、前進の強力な原動力にもなりえると思います。

 そして、井原さんは「その後悔」の姿を次のように変えました。

 「店に来てくれる人たちやお会いできる方たちが何を求めているかを知ろうとすること、それがとても大事だと思いはじめて、気になることは、すぐに言葉や手紙などで伝えようとするようになったのだと、話しました。」

 この想いがガムシャラとも思える行動として現われ、沢山の人たちの共感を呼んで、特に子どもたちのための絵本関連のイベント企画というかたちで見事に実を結んだと思います。

 井原さんは、このページの最後を「私よりもずいぶんと学年下の後輩」への次の言葉で結んでいます。

 「橋本さん。あなただから、話すことができました・・・」

子どもを残して逝ってしまった同級生への後悔の想いが様々な変遷を経て後輩に対する感謝に変わりました。

 とてもいい本です。
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