本書は、弁当を上手につくるための本ではなく
弁当がつくりたくなる本だ。
学生(小学生から大学生)が自分で弁当をつくる「弁当の日」を経験し、
自分がどのように変わったのかが、たくさんの感想文で
明らかにされていく。
当たり前のように食べている手づくり弁当には、必ず弁当をつくってくれる人がいる。
それぞれの弁当には、それぞれの人間関係や物語があることに気付かされる。
学生が自分で買い物をし、弁当をつくることによって、
おのずと父母への感謝があふれてくる感想は、胸を打つ。
私のように十分な弁当をつくってやれていないと親でも
「ともかく毎日つくろう!」という勇気が湧いてくる。
大学生になると忙しく、外食やコンビニに頼ることも多いかもしれない。
しかし、自分で食べるものを自分で用意できるという当たり前のことが
人間を確実に成長させ、幸せな人間関係をつくると強く感じた。
大学生、そしていま頑張っているお父さん、お母さんにぜひ読んでもらいたい本である。