議論や討論には勝ったけれど、精神的な利益
(論破してやった! 言い負かしてやった! 超気持ちイイ〜!)
だけが手元に残り。
* 初期に双方が思い描いていた理想と、かけ離れてしまった・・・
* そんなつもりは無かったのに、つい喧嘩腰になってしまった・・・
幾度か、そんな経験がある人ならば、
本書のありがたみは倍増するはずだ。
議論好きや、クレーマー体質の人は、頷ける箇所もあり、
反省すべき点もありで、自省しながら読み進めるのはツライところだが、
相手の本音と建前が区別できるようになったり、
話の真意はどこにあるのか探知できるようになれるのは、理想的な姿。
なぜ、あなたが遭遇する相手は、
わからず屋で、融通が利かず、頑固なのか?
人間心理と交渉決裂の関係
P.27
「あなたが持論を盾に強行突破をこころみればみるほど
相手は身構え、可能な限り陰険なやり方で、
あなたの持論の根拠を突き崩そうとする。」
大切なのは、自分の熱意や、相手に近付こうとする態度
P.61
「議論において、過ぎたことにこだわる理由はただひとつ、
相手に批判するために他ならない。
『議論の目的は間違いを認めさせたり
謝らせたりすることではなく、合意を形成することにある』
『合意できなかった理由』ではなく、
『どうすれば合意できるか』に的を絞る。」
「正しいコトを言っているように聞こえる。 けど・・・」
と含ませ気味に受け取られるより、
正しいと納得してもらうために何ができるのか?
個人の好みや性格が多様化している社会だからこそ、
トラブルの頻度や種類が増えていると思う。
一時の快楽で双方が破滅に向かうのではなく、
新たな道を模索する方法を、是非学んでおくべきだ。