全体は、プレゼンテーションの目的の明確化、情報収集、全体の構成の決定、草稿の作成、言葉や表現の推敲、ビジュアル・ツールの用意、本番という7つのステップから解説している。ビジュアル・ツールではOHPやパワーポイントも取り上げているが、あくまで手段として、それに過度にとらわれないノウハウを提示している。
注目は、聞き手(客)についの情報収集や質問の活用、選択肢の提示のしかた、相手に伝わりやすい表現など、見落としがちだが重要な部分を掘り下げているところだ。とくに「eメール流」の表現をすすめたり、効果的な話し言葉を例示したりなど、言葉やフレーズに関するアドバイスは勉強になる。どうすれば相手を説得できるかというコミュニケーションの要点が身につくはずだ。
背景知識があいまいな場合は参加者に説明を求め、その間は知っている振りをしてうなずくとか、リハーサルはマイカーの中で大声を出して、といったユニークなアイデアも盛りだくさん。会場の準備から服装までのチェックリストも有効だ。プレゼンテーションの幅を確かに広げてくれる。(棚上 勉)
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