誤字もさることながら、誰を読者として考えているかが不明確な本である。
設立手続き以下の記載内容が、合同会社と有限責任事業組合で、今ひとつ1対1に対応していないので、比較対照が困難である。このため、ビジネスプランの具体化まで到達していない素人向けとは言えない。
その一方で、Part6の「事業を起こすには何が必要か」は、起業の素人を相手にした説明である。
それにしても、本書には「変更登記申請書」の書式が掲載されているが、これを必要とする事業主は本書を購入するだろうか? 起業に苦労しても、一旦事業を立上げてしまえばそれなりに事業運営ノウハウが蓄積されていく筈であり、そのような事業主が「設立」に比重を置いた本を今更買うという雰囲気がしない。