今時珍しい賄い付きの下宿「ハピネス三茶」を舞台に、
そこに下宿する人々の人間模様を描いたドラマ。
主人公の小林聡美は30代半ばで、親と同居する信金勤めの
独身OLだったが、同僚の小泉今日子の3億円横領事件をきっかけに
自分の生き方にふと疑問を持ち、手始めにたまたま目にした「下宿人
募集」のチラシを頼りに「ハピネス三茶」に住み始める。
下宿人、オーナーはみな一癖ある女性ばかり、関わる人々も
一風変わった人が多いが、共通点は何かしら「欠落感」を抱えて
生きているということ。自分の意思で選ぶ人生、亡くなった姉
恋人、生き別れた母、平凡な日常・・・。しかし、全く物語に暗さは
なく、全体的にコメディータッチではあるけれど、「笑わせよう」と
いう笑いではなく、そこはかとなく「可笑しい」。そして、相手への
さりげない気遣いにあふれた登場人物のやり取りは、一話終わる
ごとに温かいもので心を満たしてくれる。
小林聡美、ともさかりえのさりげない演技、タフな小泉今日子、
「教授」にぴったりの浅丘ルリ子、そして、登場するだけで可笑しい
白石加代子(小林聡美の母)と、もたいまさこ(近所のバーのオー
ナー)をぜひ見てください。ともさかりえ、市川実日子のファッショ
ンもとても可愛いです。