雑草などの草花を扱うフラワーアーティストさんの本。「しんぷるらいふ」は節約とは違うとして、「似ているもの」を探して工夫する(つまり、別の物を「見立て」て使う)、「昔ながらのものを大事にする」(たとえば、うちわとか手ぬぐい)、「少しの材料で料理」をする(茶がらさえ、ハーブとしてまぜて食べてしまう!)など、ひと昔前の和の暮らしを思い出させる提案をしている。
本人の手による写真も、たとえば「小さな花を飾る」という章では、お弁当についているしょうゆケースにヤエムグラを活けたりと、清楚で素朴なものばかり。なるほどと思うアイディアは多いし、もっとごみを減らしたいとも思わされる。だけれど、和洋が入り乱れる今の日本では、なかなか難しいな、少なくとも自分の暮らし方には合わないなと感じた。意外に好き好きのある本かもしれない。