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しんきらり (ちくま文庫)
 
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しんきらり (ちくま文庫) [文庫]

やまだ 紫
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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登録情報

  • 文庫: 353ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1988/03)
  • ISBN-10: 448002221X
  • ISBN-13: 978-4480022219
  • 発売日: 1988/03
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 325,630位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
山川ちはるは主婦で、女の子が二人いて、猫を飼ってて、旦那は家庭に関心がなくて・・・。

主人公ちはるの静かな孤独感と、それでも毎日生きている実感とが、ざらっと、でも嫌味なく伝わってくる、大人のための漫画です。キャラクターたちの表情や、お互いとのやり取りがとてもリアルで、心地よいです。

学生のころは、何となく読み飛ばしてしまいましたが、自分で家庭を持ってから読み返すと、怖いくらいリアリティを感じました。それでも読後にネガティブな感じではなく、爽快感を残すのが、この漫画のすごいところです。

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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 私が学生のころに読んだので、今とは大分時代背景が異なるが、それでも名作には違いないと思う。真剣に取り組まないと深い穴にはまりそうな、そんな作品。示唆に富んだセリフ、夫婦や親子間での会話で満ちている。
 特に印象に残っているのは、国家的な問題になっている少子化に対する一つの答え。二人の子どもに赤ちゃんを産んでと言われた母親が、夫に向かって言う。「やっぱり無理だと思った。体力じゃないの。子どもってわけわからないうちに産んで育てるものなの。」言い得て妙だ。どこかにも書いたが、「子どもを産まない」という選択は「わけがわかってしまった人類」にしかできないわけで、進化の一つの形だと思う。
 「夢から醒めて、どうしましょうね、私たち」というのも、いろいろな夫婦の形に当てはまる怖い問いかけだ。「ヒナは巣立つものでしょ、でも親鳥は巣立たない。仲良くしましょうね、あなた」なんてのも、時々記憶の底から浮かび上がってくる。
 誰もがうっすら感じている曖昧な思いをスパッとはっきりした言葉にしてくれる、あなどれない作家の一人であることは確かだ。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 025
形式:文庫
私はまだ結婚をしていません。数年前、結婚をする友達に「結婚したら人生終わりって気がしない?」と聞いたら、「私の人生がこれから始まるって気がする」と言われました。今ではさすがに結婚が人生のゴールだとは思っていませんが、それは幸せの代名詞のように思っている自分がまだいます。この本は、そんな私に現実を垣間見せてくれる本です。

こんなふうに書くと、「しんきらり」が結婚後の生活を悲観的に描いていると思われそうですが、そうじゃありません。簡単に「幸せ」なんて一言じゃいえない現実が描かれているのです。母としての幸せとか、子が親離れしていく寂しさとか、結婚前には気付かなかった自分が自分を手に入れる解放感とか、夫婦が長く平和にという望みがささやかな夢なんかじゃなくて激しい夢だということに気付くこと、などなど。

結婚していない女性だけじゃなく、男性にもお勧めです。これをたくさんの男性が読んで、日本に「いいだんなさん」が増えたらいいなあと思います。それから、もちろん、結婚している方々も楽しめる本だと思います。最後に主人公は「わたしは自由だったんだ」と言います。もし、「妻」という立場に憤りを感じている方がいたら、この本を一読してみてください。きっと何かを与えてくれると思います。

世の中の漫画や物語は、結婚までを描いているものが多いですが、実はその後の新しい人生だって、結婚前に負けないような心の葛藤があるんですよね。「その後、お姫様は幸せに過ごしましたとさ、おしまい」なんて訳にはいかない「その後」の世界を知ることができ、いい勉強になりました。

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