本書は、世の中でもてはやされているデキる人になるための指南書ではなく、
そもそもデキる人など、はなっから目指さない。
なにもしないのに評価される男を目標とするという明確なスタンスで書かれ
ている。
タイトル、挿絵のクロマティ高校な絵も内容とうまくマッチングしている。
内容は、人の心理を理解し、どう自分を見せるかを心理学用語や研究論文の
症例などを用いて書かれている。
また、カレーうどんのツユが服にかかったからといって慌てふためいたり、
潔癖症で電車のつり革がつかめないというのは小物に見られてしまうなどと
いった人間が思わずしてしまう仕草の何が他人に小物と思われてしまうかを
改めて再認識することもできる。
まぁこの本に興味がある人は、アマゾンでコソコソ購入するのではなく、
街角の本屋で店員さんに「『しょぼい自分を大物に見せる技術』ありますか?」
と聞くことができれば、ある意味大物なのではないかと思う。