しまった!「失敗の心理」を科学する/ジョセフ・T・ハリナン
「しまった!」
人間として生きてきて「失敗」をしたことがないと言える人がどれほどいるのだろうか?
何十年と生きてきて何十何百もの失敗があるはずだ。
Mistakeつまり間違い、思い違い、思い込み、見落とし、これらのミスを防ぐことは可能なのだろうか?
NYタイムスのオンライン版では毎週1,000人もの読者がパスワードを忘れて再登録しているという。
確かにあらゆるサイトが立ち上がりそのたびにパスワードが求められる。
セキュリティーのためにあまり同じもので登録したくないからこーいう事態が起こるのは必然のこと。
自分自身もまぁ、いろんなところにユーザー名やパスワードを登録しているが、何かPCの故障で再インストールをかけたときに大いにパニックしてしまうときがある。
そのために面倒でもいちいちノートに記している。
まぁ、間違いがこういったパスワードの忘れ程度ならいい。
だが、人命を預かる職業である医師やパイロットたちがミステイクを起こしたら・・・そう思うと恐怖である。
だが、彼らとて人間だ。
間違いを起こさないはずはないのである。
レントゲン技師は30%のがん細胞を見落とし、航空税関は4丁に1丁の拳銃を見落とす。
こんなこと知ると益々怖くなる。
だが、面白い事例も数多く掲載されている。
映画ファンなら映画の中でのつなぎミスだとか、見ているようで実はそれほど詳細に見ていないもの。
経験上これはこんなものと思い込んでしまう見落とし。
第一印象で決めてしまうことがら・・・
顔は覚えているけど名前が思い出せない人。。。
295ページの本書にはそれはそれは多くの事例Exsampleがこれでもかというくらいに満載されており、ページを開いたら最後、途中で放って置けなくなるほど面白い。
帯には「全米で話題沸騰」となっているが、なるほど!話題性が実に豊かである。
事例も素人にも分かりやすく書かれてあるし、最近の身近な例も数多いし、とにかく1章1章が興味をそそるチャプターだ。
眼からウコロが剥がれそうな、はっとさせられる科学的分析、統計。
本書を読んで少しでも間違いを減らしていきたいものである。(笑)