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しとやかな獣 [DVD]
 
 

しとやかな獣 [DVD]

若尾文子, 伊藤雄之助, 川島雄三 DVD
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登録情報

  • 出演: 若尾文子, 伊藤雄之助, 山岡久乃, 浜田ゆう子
  • 監督: 川島雄三
  • 形式: Color, Dolby, Widescreen
  • 言語 日本語
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 2.35:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: 角川映画
  • DVD発売日: 2005/09/23
  • 時間: 96 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B000ALIZ60
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 28,428位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

Amazon.co.jp

   川島雄三監督と若尾文子のコンビによるピカレスク・コメディの傑作。公団住宅に住むもと海軍中佐の夫婦が、芸能プロに勤務する息子、小説家の愛人である娘を使って金をだまし取り、裕福な生活を楽しむ。一方で息子と深い関係にある芸能プロの経理担当・幸枝(若尾文子)は男達を手玉にとり、一家を上回るしたたかさで旅館の開業資金を手にする。
   全編を通じて舞台を公団住宅の一室とその界隈に限定するという実験精神。そして欲と欲との火花散るぶつかり合い、川島作品ではお馴染みの、膨大なセリフの応酬。人間の本性を描きながら、その醜悪さを滑稽に見せて笑い飛ばすあたりのしたたかさたるや。伊藤雄之助、山岡久乃、小沢昭一、ミヤコ蝶々といった芸達者たちが、火に油を注ぐような快演(怪演?)合戦を繰り広げて場を盛り上げるが、主役たる若尾文子は、前半艶然たる存在感とヘアスタイルで怪しげなフェロモンを放ち、旅館の女将となった後半は着物姿で男性観客を魅了。そのむせかえるようなセクシーさは、後期川島映画のミューズと呼ぶに相応しい。(斉藤守彦)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

45歳で生涯を終えた日本映画界の鬼才・川島雄三監督が若尾文子を主演に描いた代表作をDVD化。ある団地の一室を舞台に、金のために横領や愛人稼業に励む一家と、彼らに翻弄される周囲の男たちの姿を描く。エロティックな謎の美女役を若尾文子が怪演。

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 川島雄三監督。昭和37年の作品。若尾文子主演。

 団地の一室を写した画面とはおよそ似つかわしくない出囃子で幕を開ける。のっけから期待大。

女衒まがいの元海軍中佐の父親、面従腹背従順な妻、詐欺師の息子と作家の愛人の娘。この煮ても焼いても食えない家族のもとで起こる騒動を、彼らの住む団地のみを舞台に描く。

 狭っくるしい団地を、ベランダの格子から、茶箪笥の上から、覗き窓から、ひしめきを縫うようにカメラが入り込んでいく。その「のぞき」の視点が面白い。撮影した宗川信夫を川島が絶賛したというのもうなづける凝りに凝った、ヒッチ的な唐突さと周到さを持ったカメラワーク。 この舞台劇に適した脚本を、映画にしかできない手法で見せている。

 狭い団地では、隠し事もできない。例えば、息子とその不倫相手の三谷(若尾文子)とのいざこざを撮るときも、画面に隠れる姉や母が入り込んでくる。姉の不倫相手の作家が家にやってくるときも、画面には隠れる姉の姿が映し出される。

 そして、団地の一室がまるでひとつのアジールと化したかのように、若尾を中心にして、彼女を慕う男達が恥も外聞もなく醜態を繰り広げる。剥き出しの欲望がぶつかりあう。そのなかで、あくまで冷静に状況を分析し、主導権を渡さず、論破していく。近づく男を実は利用していて、自分は決して罪を被らないで財を成した若尾文子のピカレスクぶり、かっこよすぎです。

 徹頭徹尾、金をめぐる人間のグロテスクな争いを描いているのに、笑いを忘れない川島雄三のセンスはすごい。そして、新藤兼人が創造した登場人物達の節回しに聞き惚れる。セックスを連呼する息子に、「ものごとをむきだしにしてはいけません」と諭す母親の粋(実はこの人物が一番イッちゃってると思う)。言葉の隅々にまで気が配られている。

 ブラックユーモアの大傑作である。
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16 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By r_king
執拗なリアリティやラストシーンに説明的で判りやすいものを望むタイプではないなら

この映画は見る価値にあふれている

川島雄三という監督の映像の結集とも云えるかもしれない

まず全体にドライでクールなブラックユーモアに満ちて居ることは

最初の数分で理解できる

団地の一室という限られた空間で

真っ当に働くことをしないで生活をし続けようとする家族を中心に

騙す者、騙される者が交錯し、シュールで洗練された映像が

見るほどに愛着の湧く怪優たちの快演技に運ばれて

まったく見るものを飽きさせない

昨今の海外の映画の手法を後追いする邦画に対して不満な若い世代や

映画好きではあるものの、この映画を見落としていた大人の方には

是非一度見ることをお勧めしたい

個人的には大映三部作のうちでは一番のお気に入りである
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 土星
 舞台はほとんどが団地の一室。限定された変化の少ない空間でカメラワークを駆使し、逆に見応えのある「絵」を作ってます。人の激しい出入りや、機関銃のように連射されるセリフがスピード感を与えています。職人の細工のような、徹底的に作り込まれた映画なのです。

 内容はシリアスな喜劇です。小悪人しか出てきません。小悪人のちょっとした悪事の歯車が狂い、キシミ合う。むしろ現代的な悪です。役者がシリアスに演じれば演じるほど、滑稽さが増す。そのコミカルさは人間の“業”の深さゆえ、見方によっては“怖い”映画でもあります。60年代の映画の方がよほど「戦っていた」と感じさせてくれる作品です。
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投稿日: 2007/8/8 投稿者: モウリ
わるいやつら
映画史上、これだけの欲深き人間たちが出て来る作品も珍しい。ところが川島雄三が演出すると、なぜか憎めなくなり思わず、吹き出したくなる。これだけ欲深き作品は、増村保造... 続きを読む
投稿日: 2007/2/6 投稿者: カレーライス
大好き
皆さん記述のとおり、素晴らしい作品。私もお気に入りです。

川島さんは戦争の影響をさりげなく反映させていますね。... 続きを読む
投稿日: 2006/12/18 投稿者: JUNO
金欲に潜む光と影。
物語は、ほぼ公団住宅の一室に限られ、煮ても焼いても食えない、曲者揃いの会話劇が繰り広げられる。伊藤雄之助、山岡久乃、小沢昭一、若尾文子などの怪演振りは見事で、可笑... 続きを読む
投稿日: 2006/4/24 投稿者: F.GREEN
川島雄三の最高傑作なのでゲス!
マンションの1室で起こる、男と女の悲喜交々…。
長い長い階段を上る若尾文子の姿は脳裏から離れず... 続きを読む
投稿日: 2006/1/17 投稿者: omocha
川島雄三からの挑戦かも
観ている間にこんなにも興奮させる映画はそうそうない。役者、カメラ、脚本が一流であることはもちろんだが、なにより川島雄三の探究心が素晴らしい。今の日本から、こんな作... 続きを読む
投稿日: 2005/12/4 投稿者: 黒沢青矢
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