表紙と題名にひかれて図書館で借りてみたが、がっかり。読者層は10代前半を想定しているのだろうか。大人の世界に憧れる思春期の少女を対象にしているのだろうか。(もしかしたら恩田陸のミステリーを真似ているのだろうか?)
マンガの原作メモのような展開で、イメージを膨らませるようなキーワードを点在させているだけで終わってしまった、膨らませきれずにしぼんでしまったというような印象が強い。
登場人物のネーミングも、芝居がかっているというか、内容の薄さを余計に強調するような画数の多い漢字の名前で、ふわふわした文体をつなぎとめようとするかのようで、紙面・行間・装丁から浮いていた。
ぼんやりした透明感、異世界を味わう人もいるかもしれない。個人的には読後感は良くなかった。