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しっぽでごめんね
 
 

しっぽでごめんね [単行本]

白倉 由美
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

ある日突然現れた、しっぽのある女の子とのひと夏の物語
繭果はたった今のことを忘れてしまう。赤いものしか食べない。いつも詩のように歌う。そして繭果にはしっぽがあったんだ??そして始まる二人だけの甘い生活。しかし、幸せな日々は長く続かなかった。

内容(「BOOK」データベースより)

「しっぽのある女の子の話を聞かせて」と彼女はいった。もう戻れないぼくたちのラブストーリー。

登録情報

  • 単行本: 246ページ
  • 出版社: 角川書店 (2005/11)
  • ISBN-10: 4048736531
  • ISBN-13: 978-4048736534
  • 発売日: 2005/11
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 寧夢 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 表紙と題名にひかれて図書館で借りてみたが、がっかり。読者層は10代前半を想定しているのだろうか。大人の世界に憧れる思春期の少女を対象にしているのだろうか。(もしかしたら恩田陸のミステリーを真似ているのだろうか?)

 マンガの原作メモのような展開で、イメージを膨らませるようなキーワードを点在させているだけで終わってしまった、膨らませきれずにしぼんでしまったというような印象が強い。

 登場人物のネーミングも、芝居がかっているというか、内容の薄さを余計に強調するような画数の多い漢字の名前で、ふわふわした文体をつなぎとめようとするかのようで、紙面・行間・装丁から浮いていた。

 ぼんやりした透明感、異世界を味わう人もいるかもしれない。個人的には読後感は良くなかった。
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By 箱庭
形式:単行本
白倉由美の小説は共通しておとなになれないことをテーマにしているようで、この作品も恋愛小説仕立てではあるものの、その主題を正当に表現している。おとなになるということへの、その戸惑い方にはすごく共感できる部分があって、個人的にはわりと気に入っていた。

ところが、最近になって楠本まきの「致死量ドーリス」という作品を読んで、少し興ざめした。画家のモデルにされ、画家の理想の少女を演じている少女が、大きくなるにつれて、理想の少女の姿のままでいられなくなるというヒロインの背景。それに関する葛藤。赤いものしか食べないというしっぽのある女の子「澪」は、赤いかつらをかぶり、好んで血を流し、赤い食べ物を口にしていた「蜜」をあまりにも直接的に連想させる。

白倉さんという方は、いろいろなものを読んでおられる方らしく、あるいは楠本まきの作品を読んで強い印象をうけて、無意識的に同じようなモチーフをご自分の作品に登場させたのかもしれない。そういう影響関係みたいなのを深読みするのは読書の醍醐味のひとつであり、それはそれでいいのだが、問題はこの作品が楠本の作品に及んでいないという点だ。2色刷りで構成された楠本の「致死量ドーリス」は、どこでもいい、適当に開いたページを眺めておくだけでため息がでる。画面のすみずみまで計算されて、洗練されて美しい。

どうせ影響をうけるなら、漫画(しかも色までついている作品)というビジュアル的なものにたいして、対抗しうる鮮やかさを、言葉でもって表現してほしかった。それこそ、血がふきでるような文体の力強さで。
この作品は、さらさらとは読めるし、言葉のみずみずしさなんかも素敵だけど、感性のほうに流れすぎている。何というか、きちんと「トメ」をしていない習字のような。…というわけで期待もこめて、星3つ。

※楠本まきさんとの影響関係は個人的に感じただけで根拠はありません。
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2 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
「良い」本 2005/12/25
By yui
形式:単行本
書店で見かけて手にとりました。帯に惹かれて。

しっぽのある女の子が登場します。主人公(漫画家)が彼女との思い出話を元妻に話す形の物語。

登場するしっぽのある女の子は記憶する力がないため、メモを壁に貼って「交差点」と暮らします。

女の子には秘密があり、それが元妻にも関わってくるという展開。

読み終えたあとがなんともいえない、でも、気持ちよかったのは確かです。

爽やかというか。久しぶりに「良い」本にめぐり合えました。

紙の質がよいせいか、ページのわりに値段は高いのですが、それでも買ってみたい、という方にはぜひ。
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