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したい気分 (女の創造力)
 
 

したい気分 (女の創造力) [単行本]

エルフリーデ イェリネク , Elfriede Jelinek , Rita Briel , 中込 啓子 , リタ ブリール
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ポストモダンの愛の小説。メタファーやメトニュミー、言葉遊びを駆使して、男女の愛の力関係を挑発的に描く。現代文学の可能性の限界に挑んだ傑作。

内容(「MARC」データベースより)

メタファーやメトニュミー、言葉遊びを駆使して、男女の愛の力関係を挑発的に描く。現代文学の可能性の限界に挑んだポストモダンの愛の小説。

登録情報

  • 単行本: 343ページ
  • 出版社: 鳥影社 (2004/02)
  • ISBN-10: 4886297986
  • ISBN-13: 978-4886297983
  • 発売日: 2004/02
  • 商品の寸法: 19.5 x 14 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 380,603位 (本のベストセラーを見る)
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22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
2004年のノーベル賞受賞、ということであまり内容も知らないまま、ミーハー気分で購入し読んでみました。
ノーベル賞受賞理由は「豊かな音楽性を持つ多声的な表現で描いた小説や戯曲によって、社会の陳腐さが
生み出す不条理や抑圧を暴いた」ことだそうです。
確かに、文体の韻文技巧の完成度は非常に高いと感じました。比喩、韻、縁語など、技巧を凝らした文体は
非常に美しいです。
また、小説の解説に、「赤ポルノ」である、との批判があると書いてありました。実際、この小説では
抑圧的なポルノを絶対者的視点から淡々と描き、皮肉的に男性中心の暴力的な性的関係を批判しています。

この小説中には「」が出てきません。名前すらほとんど登場しない登場人物たちの延々とポルノを繰り広げる場に
筆者が絶対者として君臨し、見たままを客観的批判を交えて描く、という感じで、小説の殻を打ち破っています。
韻文、淡々とした仏独系リアリズム、皮肉的描写、ポルノ性、ということで好き嫌いがはっきり分かれると思います。

純粋な意味で「文学」と言えるか、また、ポルノを延々と描く小説を対象にしてよいのか、という点で
ノーベル文学賞は微妙ではないかと思いました。ドイツではベストセラーだったようですが、あまり日本人向きでは
ないと思うので、一度手に取ってから購入を決めたほうがいいかもしれません。

また、メタファーの連発に翻訳も苦しんだようで、淡々とした描写の度合いを一層強めているのでは?という
感じの訳になっています。邦題の「したい気分」も、名づけ理由は読みましたが、原題のニュアンスを生かそうとして
逆に不自然なものになっていて、失敗だと思いました。

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