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第一章 しずるさんと吸血植物
第二章 しずるさんと七倍の呪い
第三章 しずるさんと影法師
第四章 しずるさんと凍結鳥人
はりねずみのチクタ、船にのる
前作は内容も印象も薄かったが、今作は良い。
作者の中でしずるさんの世界観が固まったのかな?
前作との大きな違いは形式。
今作は各章の間に、必ずチクタの話しが入る。
深みが出た今作では、まるでCMの様にチクタの話しが入る事で、
とてもほっとさせられる。
深みが出たと言っても、推理とトリックにあまり期待してはいけない。
よーちゃんは相変わらず思い遣りがあって、しずるさんは相変わらず病気で。
よーちゃんは少し怖がらなくなって、しずるさんの方が怖がっている感じがする
(何を怖がっているのかは、読んでみてのお楽しみ)。
やっぱり今作も、しずるさんとよーちゃんの些細な日常を描いているに過ぎない。
二人の友情はとても暖かい。
だけど、そこで交わされる会話の端々にぞくっとする。
そんな、真夏にぴったりのホラーなのかも知れない。
この巻には密室をキーワードとした、4編の短編ミステリが収録されています。
でも楽しみ所は謎解きよりも、むしろ2人の少女の微笑ましいやりとりに萌え萌えする所かも!?
また、「灰かぶり騎士団」や「どっかの都市伝説」なんていう作者の他の作品につながるキーワードが出てきたりと、上遠野ワールドのファンへのサービス(?)も満点。
作者のファンなら間違いなく楽しめる1冊です。
ぜひ読まれることをオススメしたい。
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