様々な職業の仕事場と、そこで働く姿を図解した絵本。
例えば、新幹線運転士なら車両の運転席が見開きいっぱいに登場。
各種計器や道具類、運転席の窓からみえる風景など、臨場感いっぱいに描かれ、
自分もこれから発車するような気持ちになってきます。
ポイントとなる物には名前が添えられており、コレはいったい何につかうのだろう?
などと好奇心が満タンになったところで、次のページをめくることに。
すると今度は、道具の解説や、1日の仕事のプロセスが図示されているという構成。
乗客の立場ではけっして知る事のない舞台裏の様子が明らかになります。
まるで自分も運転士としてひと仕事をしたかのような達成感まで味わえてしまうのだ。
そんな調子で、他に紹介されているのは 美容師、自動車整備士、革職人、すし職人、
歯医者、パティシエ、木のおもちゃ職人、グラフィックデザイナー、と非常に盛り
だくさんの内容です。大人が読んでも充分に面白いぞ!
よく見ると、すし屋に新幹線運転士が顔を出してたり、自動車整備士が直しているのは
すし職人の車だったり、と各人が仕事を通してつながっていたりする。
道具と人の関係だけに終わらず、人と人の結び付きまで示した点は高ポイントです。
今ある自分の生活も、会ったこともない誰かに支えられているんだなと実感。
そして最後にちらりと登場するのは作者の仕事場。おつかれさまでした。