電車の中で読んだので、涙をこらえるのが大変でした。
去年一年澤谷先生のご講演は随分聞いたし、この本はまるで去年一年のお話がすべてぎゅうぎゅうに詰め込まれているようだと感じました。「え?これも?え?これも入れちゃうの?これも書いちゃうの?ぎちぎちやん!」と思いました。超豪華海鮮大盛り押し寿司!という感じです。
人生を幸せに生きていくためのヒント、それも自分のものの見方や人生をひっくり返されるような根本的なヒントに満ちています。本の中に出て来るのはどんな人でもどこかで出会うような問題ばかり。読みながら自分に照らし合わせてしまうから、だから心を打たれるのでしょう。そして端々に見られる澤谷先生の、人を、人生をご覧になる限りない優しさ、あたたかさが、これでもかとしみこんでくるのですね。
何十回読んでも腑に落とすことができるだろうか、と思うくらい内容が深い。普通そのような本は難解で嫌になりますが、この本は読みやすく大変面白いので、引き込まれてしまいます。そして、読みやすいのに飽きません。そういう意味では他に類を見ない不思議な魅力に満ち溢れた本で、手元に置いて一生でも読み返したいと思います。ありがとうございました。