「ざっくばらん」というタイトルに惹かれて買った。
今から50年前、昭和35年に出版された本田宗一郎氏の第一作。
半世紀前に書かれたとは思えない、彼の語り口には力と夢がある!それが文脈から溢れだしている!疲弊した現在の日本人は一読して元気がみなぎるのではないだろうか。
技術とは、汗と創意、日に新た、細心なれ、国民性論、新デザイン学、ネオ能率論、文化人論、性能と価格....彼の哲学と気さくな語り、エピソード、なにより人の心を機微を良くわかった方なのだろう、たとえ話なども絶品だ。
16歳からの丁稚奉公から、現在の世界ホンダを作り上げた、元気なおっちゃん!
なぜこの人が、「オヤジ」と慕われたのかが良くわかる。
時代が違うから...日本は世界に追いつけ追い越せで追いついた...
昭和の話...などと思わず、素直な気持ちでこの本を手に取ると、
読後には爽快さと溌剌とした心が自分のなかに芽生えていることに気づくかもしれない。