儚げで妖しげなワキ娘が表紙の、はっとりみつる先生の別冊マガジン連載作品。
作者の作品はウミショーしか知らなかった自分としては、また軽い絵柄でのバカエロなノリなのかなと思ってました。
主人公はゾンビ趣味な降谷千紘(ちひろ)。
今までは単に好きなだけだったが、ペットのばーぶ(猫)の死をキッカケに蘇生術(ゾンビ化)に手を出してしまう。
夜な夜な廃墟で実験をしているところで偶然出会ったのは、お嬢様の散華礼弥(さんかれあ)。
家のしきたりと、父親の異常な愛情にがんじがらめにされた彼女が願うのは、「死んで、別の人間に生まれ変わりたい・・・」
作品の雰囲気としては、ばーぶを蘇らせたいと願う主人公や、追い詰められていく礼弥など、シリアスな色が濃いながらも、元々ギャグ系が得意な作者ゆえに、要所要所で笑いを入れてひたすら暗くならないようバランスを取っています。
一方で、ゾンビネタは結構本気で、血まみれになったり、何か飛び出てたり、ゾンビになってしまったがゆえに訪れる課題など、グr・・・怖いながらも興味を惹かれる内容になっています。
正直一番気になっていたのは、崩した絵柄で軽さと笑いを狙い、視覚的なヒロインの可愛さが損なわれているんじゃないかということですが、表紙の期待を裏切らないクオリティでニヤニヤしっぱなしでした。