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されど罪人は竜と踊る9 (ガガガ文庫)
 
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されど罪人は竜と踊る9 (ガガガ文庫) [文庫]

浅井 ラボ , 宮城
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

待ちに待った完全新作書き下ろし長編!

アナピヤを失いジヴーニャと別れたガユスは、傷心を抱えエリダナの夜を彷徨い、
強敵ユラヴィカを失ったギギナは、剣の方向を見失う。
そんな中、最悪の殺人者で〈ザッハドの使徒〉であるアンヘリオがエリダナに現れ、
血の祝祭を開宴。使徒を迎え撃つために、ついに最凶の咒式士であるパンハイマと
その一団が動き、聖女ペトレリカが心を痛める。使徒逮捕のために派遣された特別捜査官が隠す謎とは?
それぞれの思惑から共闘と不和が渦巻くエリダナに、殺人の数を競う使徒の殺人遊戯が開幕する!

内容(「BOOK」データベースより)

アナピヤを失いジヴーニャと別れたガユスは、傷心を抱えエリダナの夜を彷徨い、強敵ユラヴィカを失ったギギナは、剣の方向を見失う。そんな中、最悪の殺人者で“ザッハドの使徒”であるアンヘリオがエリダナに現れ、血の祝祭を開宴。使徒を迎え撃つために、ついに最凶の咒式士であるパンハイマとその一団が動き、聖女ペトレリカが心を痛める。使徒逮捕のために派遣された特別捜査官が隠す謎とは?それぞれの思惑から共闘と不和が渦巻くエリダナに、殺人の数を競う使徒の殺人遊戯が開幕する。

登録情報

  • 文庫: 614ページ
  • 出版社: 小学館 (2010/7/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4094512187
  • ISBN-13: 978-4094512182
  • 発売日: 2010/7/17
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 浅井ラボ先生の小説「されど罪人は竜と踊る」の最新巻が出ましたが、前巻のラストでアナピヤを失いジヴーニャと別れる羽目になったものですから、冒頭でのガユスのヘコみっぷりは見ているこちらまでヘコんできます。まあ今回に限らずこのシリーズはストーリーがダウナー系なんですけど。
 それでもガユスがジヴーニャの代わりを求めていたにせよ、半ば勢いで別の女と付き合ったり、女の方がガユスの心の隙に付け込んできたにしても、相手の心に昔の女が未だに住んでいると分かっていても付き合いを続ける所を見ると、人生というのはそうやって騙し騙ししながら月日を過ごしていくのかなどと生々しいことを考えたりします。

 そんな中、最悪の殺人者達<ザッハドの使徒>の1人アンヘリオがエリダナに現れ連続殺人を始め、それを迎え撃つため最凶の咒式士パンハイマがとうとう本編に登場します。片や殺人そのものを目的に殺人を行う殺人者集団、片やエリダナ屈指の戦闘力と権力、狡猾さを併せ持つ魔女とそれに率いられた一団、これら『混ぜるな危険』の人格破綻者達がぶつかり合えば、周囲の被害や犠牲などお構いなしの地獄絵図、阿鼻叫喚が繰り広げられるのは自明の理というわけです。

 さて、上で人格破綻者とひとくくりにしましたが、パンハイマは他人を傷付け苦しめることを呼吸や食事のように平然と行い、犯罪者スレスレなこれまた人格破綻者の部下達を率いてやりたい放題。しかもそれで罪に問われないよう駆け引きや謀略、権力、財力を駆使して自分の身を守っているというのですから始末に負えません。作中で重病に冒されもう長くないというように書いてありますが、あそこまでタチの悪い人格だと「嘘ぢゃ」と言ってケロッと復活しかねませんよ。
 一方<ザッハドの使徒>は、要約すると『殺したいから殺す』という理屈で残虐な殺人を次々と行っていく自己完結ぶり。私も創作をしているから分かりますけど、独自の理由や理屈を持っている敵との戦いは、主人公側が敵の論理の粗や矛盾を突いてきて、逆ギレした所を返り討ちというのが定番ですが、アンヘリオのような連中は殺人そのものが殺人の理由だから、突き崩す粗や矛盾が見つからないのです。
 このように同じぶっ飛んだ人格破綻者でもそれぞれ方向性が違いますが、どちらにしても社会に生きている人々の大多数にとってはなるべく関わり合いたくないという一点では共通してますね。
 そうそう、異常と言えばもう1人、パンハイマの娘でありながら、生きるか死ぬかという戦いの場に於いても愛と正義、救いを訴えるペトレリカのありようは聖女を思わせますが、され竜でそう言う行動は壊れフラグ立ちまくりだよなと思うのは私だけでしょうか?

 さて、以上を含めてこの先<ザッハドの使徒>達による血の祝宴はいかなる展開を見せるのか、ガユスの次の恋愛は長続きするのか、パンハイマはどこまでぶっ飛ぶのかなど、次の巻が怖い一方で待ち遠しいです。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ばああ 2010/7/19
形式:文庫
ネタばれ注意!

新長編であり、アナピヤ編以降の話がついに始まりました。
やっぱり不幸なガユスと、なんの脈略も無く全裸で祈り出すギギナ。
短編の登場人物もそれなりに存在意義があるのがされ竜流。メッケンクラートの旦那も仕事を取ろうと頑張る。
到達者以上の人間がエリナダにぞろぞろ出現し、敵と一時的な味方が争って争った後に争う。

さらに、どこの組織も一枚岩では終わらない。
ザッハドの使徒は本当にザッハドを崇めているのか?
パンハイマに隷属している部下の誰かが裏切る可能性は?

誰でも誰かにとっての毒に成り得る。
そんな混沌としたお話です。
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
よかった 2010/7/26
形式:文庫
ザッハドの使徒が襲来します。しまくります。
んでいろいろ次巻へ持越しです。
あ、パンハイマは存在感がある一方で驚くほど馴染んでた。
これだけ物語が進行してなお、驚きとワクワクが止まらないのはすごい。このシリーズ全体通して、世界観や社会の背景について無駄なまでに描写が細かいのが、ここにきて威力を発揮してるという感じ。

それはともかく、ますます娯楽小説としての要素よりも人間ドラマ的な要素が色濃くなってきてる。勿論、今回からというわけではないし、いい傾向だと思うけど。ただ、なんというか、どんどん読むのが(いい意味で)疲れる本になってるのは確か。ジヴーニャと再開したシーンは読んでるときは、しばらく心臓止まった。あとこれも今回からではないけど、アレシエルの存在が次第に圧迫感を増してきてるというか、ぅん、ホント振り向くと後ろに立ってるような気がするくらい。前は、(少なくとも俺の中では)単に主人公の過去に関する、全く現実感の伴わないどうでもいい設定という位置づけだったアレシエルが、アナピヤの死やクエロ、ジヴーニャとの別れを通して影が濃くなって、或いは輪郭線のエッジが立ってきてるような印象を受ける。つまり、主人公の一生、というと大げさだけど、キャラ性の全貌が見えてきたという感じになってる。

希望としては、ギギナがもっと活躍というか、心情みたいのが描写されて欲しいなぁ・・・と。物語が進行するのに伴ってわかってきたけど、ギギナって、それほど超人でもないというか、普通に人間なんだなってちゃんと実感できるんだよね。だからもっと彼を前面に出すシーンがあっていいと思う。あ、表紙では前面に押し出されてたけどね。
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