買ってから、大体三十歳前後の女性向けで、二十代前半の私はちょっとお門違いだと気づきました。
世代による感覚の違いはあっても、サクサク最後まで読めたので、読み物として面白かったです。
ただこれはファッションの指南書にするものではなく、ファッションコラムとして面白おかしく読めばいいと思います。
センテンスが短く、体言止めの多用、「ある種」「何故か」など「ああ、この人は分かってるんだ」という空気。
そういう技で「快刀乱麻を断つ」かのような「印象」を持たせるのがとても上手いです。
ただあくまで印象で、言っている事はけっこうあやふやです。
データを引用するような内容ではないので、責めることではないですが。
あと、なんというか、全体にバブリーなニオイが強いです。
「ブランドバッグ買って元気になる」というのもあるにはありますが、豪語されると恥ずかしい。
ちょっとこのあたりの空気は時代遅れに感じました。
それからテーマにある「知性を持ってファッションを!」という姿勢。
素敵ですが、その知性のほとんどは「プラダを着た悪魔」のワンシーンのような絵面が発信源。
こういう女性って素敵!頭が切れそう→ファッションに投影→そのファッションをしてれば頭が切れる
というすり替えが多くて、それを「知性の証明」とまで言えるか疑問です。
読み始めはカッコイイ事いうなあと惹かれますが読み終えた時には醒めてる自分がいました。
星二つにしようかと思いましたが、読ませる技術が感心したので星三つで。