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さらば財務省! 政権交代を嗤う官僚たちとの訣別 (講談社プラスアルファ文庫)
 
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さらば財務省! 政権交代を嗤う官僚たちとの訣別 (講談社プラスアルファ文庫) [文庫]

高橋 洋一
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

山本七平賞受賞、現在進行中の財務省の陰謀「小泉・竹中改革」の司令塔として、郵政民営化などを実現した異能の元キャリアが暴く財務省・霞が関の陰謀。民主党政権は完全に財務省の操り人形に成り下がった

内容(「BOOK」データベースより)

「山本七平賞」受賞作、待望の文庫化。「小泉・竹中改革」の司令塔として、郵政民営化などを実現した異能の元キャリアが暴く、財務省・霞が関の「日本占領計画」の全貌!総理官邸に潜む霞が関の「スパイ」たちとはだれか。

登録情報

  • 文庫: 304ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/6/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 406281370X
  • ISBN-13: 978-4062813709
  • 発売日: 2010/6/21
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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16 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くまくま トップ1000レビュアー
形式:文庫
 小泉構造改革、そしてその後の安部晋三政権の顛末を比較的に官僚サイドから描いた回顧録と言えるだろう。比較的と書いたのは、著者が財務官僚でありながら本省から爪弾きにあっていたためだ。
 著者は数学科を卒業し、研究所の内々定が反故にされたため大蔵省に入省し、大蔵官僚には稀な数学的知識を利用して、定額郵貯の利付けの見直しやALM(資産・負債の総合管理)のシステム化、財投債の導入、銀行の不良債権処理などをやって来たらしい。そして、小泉政権発足後、大臣となった竹中平蔵氏との従来からの付き合いの縁があって、小泉政権における制度設計の実務的な面を担当することになる。

 この本で描かれるのは、著者がどれだけ大蔵省・財務省に貢献しながらも、上司(政府)の意向に従って真面目に仕事をした結果、本省から石もて追われる立場となったか、竹中平蔵氏がどれだけ勤勉で洒脱な人物であるか、そして小泉純一郎氏がどれだけ強かに官僚と政治家、国民との間をバランスよく渡り歩いたか、ということだろう。加えて言うならば、どれだけ官僚が省益、ひいては自分の将来の出世・安定のためにのみ動くように変質さえられているかも描かれる。
 特に面白いのは官僚だったから分かること、例えば審議会を骨抜きにするには事務局を押さえ、資料を都合の良い様に作り、都合の悪い意見を言う人の参加できない日程を組めば良い、などの具体的な方策の数々だろう。この様な点を容易に指摘できるのは、元々その世界にいた人の強みだ。

 第一章と第七章の一部は、ボクの前提知識が足りない部分もあって読むのに苦労した部分があったが、それ以外は難しい話もなく、単純にルポルタージュとしても楽しめる。
 この手の政権内部からの回顧録は日本ではとても貴重なものだと思うので、様々な立場からじゃんじゃん書いて欲しいものだ。
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形式:文庫
 この本は、うらんかなの商業主義に身をゆだねてしまう前の、学者としても真摯さをもっていたころの高橋氏の姿を確認するのにふさわしい。
 官僚時代の実体験をもとに、大蔵省・財務省に対する愛憎が、入り乱れていて、読んでいて、非常に面白い読み物になっている。これを読むと、才能ある自分を評価しない大組織に対して、有能な人が持つ気持ちがよく出ている。
 その後の高橋氏の軌跡は、主張に政治的な背景から、誇張が増え、テレビなどに出るため、研究時間も足りないのであろうが、どんどん、悪い方向にいっていると思う。
 が、高橋氏のこの手の官僚本としては、最良の本だ。
 高橋氏が好きな人も、嫌いな人も、いまや、反財務省の脱藩官僚として一世を風靡する高橋氏を知る原点の本として、一読をお勧めする。
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形式:文庫|Amazonが確認した購入
さすが、竹中平蔵を実務面で支えたブレーンの書いた本だと思う。内容は実に興味深い。財務省にどういう人がいて、どういう環境の中で、どういう考えになるか?政治家と官僚はどういう関係で、官僚はどのようにして法案を骨抜きにするのか、そういうことが実に具体的に書いてあります。また、小泉-竹中政権の中で、どのようなやり取りがあったか、などはドラマの様です。

この本を読んで、本当に不思議に思ったことは、東大法学部という本来は、法律のプロを生む人たちがなぜ経済を牛耳る仕事の中心なのか?という点です。
でも、ある意味それが常識だから、これまで疑問に思わなかった自分がいるのも事実ですし、そう思うと、明治政府が作った科挙制度は本当にすごかったと思います。

少し残念なのは、著者が視点が自分に当たっている場面が多かったことです。そのため、少し「私の履歴書」的に見えます。組織を問題視するために、その組織と合わなかった個人に焦点を当てたということなのでしょうが、それを自慢と捉える読者がいると、そこで読むのをやめてしまうのではと気になりました。
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