久米田康治「さよなら絶望先生」19巻。いよいよ次で20巻。そして先日本誌で200回記念を迎えたばかり。
そんな状況にも関わらず相変わらずネタは後ろ向きで、誰彼構わず切っていくような姿勢が痛快であるのだが
この度久米田康治が原作者になったということで(別冊マガジン参照)、
それについて延々と書かれているおまけページの独白が非常にスリリングで面白かった。
「今までとったことがないような、優れたアンケート順位でした。」とのことで、正直嬉しいんだか複雑なんだか。
「一応僕も絵が描けるんです」という最後の記述に至っては、ベテラン作家のペーソスじみたものを感じずにはいられなかった。
そんな多忙であろうスケジュールにも関わらず、相も変わらずおまけページの量、また勿論本遍のクオリティが下がってないところに
個人的には好感を覚えるのだが。 私個人としては久米田康治の絵、デビュー作からずっと好きだぞ!と言いたくはなりました。
さて、本遍については「面白いっていわなきゃいけない感」ネタが鋭い部分突いてて面白いなあ、って思ったのと
何といっても新キャラの「木津多祢」が良い味出してる。
名前から察してもらえるように千里の姉なのだが、妹と正反対の性格で、その雰囲気や姉妹の対比がすこぶる面白くて良かった。
先生との絡みも何故か妙なときめきが。
そういえば、今回はオチの出来がなかなか良かった気がする。「グダグダ連載〜」「皆で心中〜」辺りは落としどころが上手いと思ったし。
今や原作者にまで進出し、ますます以前よりも活躍の場や評価を広げてきている久米田康治。
これから先、どうなっていくのかがファンとしては色々な意味で楽しみ。