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さよならピアノソナタ〈4〉 (電撃文庫)
 
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さよならピアノソナタ〈4〉 (電撃文庫) [文庫]

杉井 光 , 植田 亮
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 620 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

真冬と出会った春。海への合宿とはじめてのライブを経験した夏。さまざまなイベントを経て真冬への想いに気がついた秋。―そして冬。真冬の誕生日とクリスマスの季節。ナオはその機会に自分の想いを言葉にしようとするが、神楽坂の思惑や千晶の想いに翻弄され、なかなか一歩が踏み出せない。一方で再度のライブに向けてフェケテリコは練習を開始する。そんな中、真冬の身に異変が起こり―。はたしてフェケテリコと四人の恋の行方は?おかしくて少しせつない、恋と革命と音楽が織りなす物語、完結編。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

杉井 光
1978年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 344ページ
  • 出版社: アスキーメディアワークス (2008/12/5)
  • ISBN-10: 4048674293
  • ISBN-13: 978-4048674294
  • 発売日: 2008/12/5
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
とうとう完結です。
本当はラスト1巻は読まないでおこう、と思っていました。
シリーズもので、それまではよかったのに、ラスト1巻で、幸せ気分ぶちこわし、という裏切りに、何度もあってきましたので。
ラストはこんなかなあ、あんなかなあ、と甘い夢想に浸っているほうがいいかも、とつい思ってしまうのです。

でも、今回はだまされたつもりで、読んでみることにしました。

読んでよかったです。
甘いハッピーエンド。いいじゃないですか。よろしいじゃないですか。
ふたりのこれからの歩みに想像をふくらませる余韻も残って、いうことなしです。

いやあ、この本に出合えてよかった。
本好きの方にはわかっていただけるでしょう、この気持ち。
年中本を読んでいて、そう何べんもない至福の時をすごさせてもらいました。

幸せです・・・。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By seafey VINE™ メンバー
形式:文庫
音楽というのは不思議なもので、クラシックなんてどこの国の人が作曲したかも知らないで、
世界中のどの国の人でも感動できるし、
日本にいる僕たちがUSやUKのロックを聴いて、言葉の意味も理解せずに興奮したりできる。
主人公のナオは、とにかく恋と女心に関して鈍感で、気づいてもうじうじして、
みんなの心が分かっている読者を、これでもかとイライラさせてくれる。
しかし前提として、この物語にあるものを理解していると、また読み方も違ってくる。
「言葉が足りないから、音楽で繋がる」のだと。
たった一言、「好きだ」という言葉を言えなくて、彼らは自分の音楽を相手に必死に伝える。
それは雄弁に想いを伝えるのだけれど、やはりそれだけでは確信は得られないのだ。

心からの願いの百貨店。
物語が始まり、完結する場所。
そこで彼らは見つけた。
本当に大切なものを。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
読み終わってしまうのが寂しい、という感覚を、これほどまでに味わわせてくれた作品を、他に知りません。恋と音楽に彩られた物語のフィナーレです。

この四巻では、ナオがこれまでの鈍感によって作ってきたツケを払わなければいけなくなり、読んでいて非常に心理的につらい展開が続くのですが、それでもページをめくる手は止まりませんでした。これまで不遇が続いていた幼なじみの千晶もここにきて片思いを清算しなければいけなくなるのですが、ナオと二人で「サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ」を聞くシーンはあまりにも美しくて、まだ中盤なのに一度泣きました。全シリーズ通して一番好きなシーンです。

この作者は空気感を文章で作り出すのが非常に上手いのですが、このシリーズは本編四巻がそれぞれ春夏秋冬にあてられており、特にこの最終巻の「冬」の切々とした描写は終わりを予感させ切なさをいや増します。最後のライブのシーンの描写は音楽描写のまさに集大成、圧巻です。

ラストシーンは、おそらく多くの人が予感していたものではないでしょうか。言葉で伝わらないものを音楽で伝えるというのがこのシリーズの大きなテーマの一つであったと思いますが、このあまりにも美しいラストシーンにおいて、そのテーマは「乗り越えられ」ます。最後の一行まで音楽に充ち満ちた、見事な幕引きです。
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