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20 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ただただ、感動!,
By ジジ (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: さよなら、アルマ (単行本)
戦争を語る季節がやってきた。というのに、本やテレビの世界からは、こうした特集が年々失われていく。 しかし、今年はそれを悲しむことはない。 今夏は、浅田次郎「終わらざる夏」と、本書「さよなら、アルマ」が出版されたからだ。 特に「さよなら、アルマ」は、戦争文学に対する苦手意識がある人でも、興味深く、その読みやすさは突出している。 この平易さは、驚異的だ。 戦争という、かくも複雑な事象を簡潔に描くという作業は、察するに、何と難しいことだろうか! 「戦争反対!」の声をあげる前に、戦争を知らなければならない。 先の戦争が正しくなかったのは、負けたからではない。 本書の主人公たちのように、平凡な人々が参加せざるを得なかった戦争だからだ。 小学生や中学生、はたまた戦争を知らない世代には、是非、一読してほしい。
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
犬と戦争と物語、どれを取っても完成度が高い,
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レビュー対象商品: さよなら、アルマ (単行本)
一枚の写真、それは軍用犬が出征するお祝いの写真だった。この写真と軍用犬や戦争に関する資料、取材から紡ぎだされた物語は 犬の正確な習性、訓練方法の描写、戦争を目の当たりにするような状況描写など 緻密な取材が行われたからこそフィクションではあるが、ドキュメンタリーを 描いたような素晴らしい物語に仕上がったと思われる。 主人公の心情もよく描かれており、まるで実在する人物のようなリアリティーで 読者を引きつけます。 当方実際に犬の訓練もしたことがあるので、この物語の描写は大変正確です。 そして何より、犬の気持が痛いほどわかる最後は涙なしには読めませんでした。 犬を飼っている人も飼っていない人も、一度読んでみることをお勧めします。 また、戦争の描写も大変きめ細かく、犬のことと同時に戦争の悲惨な一部分も 読者の心に迫ってきます。 犬と戦争と物語、どのテーマで切りこんでも、完成度の高い物語だと感じました。
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
戦争に行った犬,
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レビュー対象商品: さよなら、アルマ (単行本)
「さよなら、アルマ」は1枚の写真をもとに創作されたフィクションです。文字も大きく、長すぎないストーリーで小学生から読めます。 軍用犬を題材にした本は今まで「軍犬ローマ号と共に(志摩 不二雄)」や「ベルカ、吠えないのか? (古川 日出男)」などがありましたが、ローマは兵士の逃走がメインでほとんど犬は登場せず、ベルカはエンタメ色の強い作品なのでどちらも子供向けとは言い難い本でした。そのため、ようやく出てくれたか!という気持ちです。 兵士と共に戦場へ赴き、そしてそのほとんどが日本へ帰る事のなかった軍犬。靖国神社に慰霊碑があるにも関わらずその存在はあまり知られていません。この本を通して少しでも認知されればと願います。 暗くて重くなりがちな戦時中を舞台にした話ですが、シンプルな話故に大人が読んでも得るものは多いでしょう。戦争と犬を題材にした作品では「マヤの一生(椋 鳩十)」という名作がありますが、この作品も長く読まれていって欲しいと思います。 気になる点はこの帯、殺人兵器という言葉です。出征した=殺人兵器というのはあまりに短絡的で、本書の内容が良く調査されている分、ここでその言葉を使ってしまうとはちょっと興ざめです(おそらくインパクトがあるからなのでしょうが・・・)そして、やたらと感動を強調している点も・・・ ぜひ、多くの人に「泣く」ためにではなく「知る」ために読んで欲しいと思います。
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