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ウディ・アレン監督作で、彼が自らをパロった監督役で主演。アカデミー賞2度受賞という過去の栄光にすがりつく映画監督という、かなり自虐的な役どころだ。再起をかけて新作を撮り始めた彼を襲うのは、原因不明の失明の危機。その事実を隠して新作を撮り続けるというのだから、爆笑&苦笑のギャグが満載というわけだ。『アニー・ホール』などアレンの初期作品を思わせるドタバタのノリを、久々に満喫できる作品でもある。
目が見えないまま仕上がった作品は、結局…という皮肉なラストに代表されるように、映画に対するアレンの、いい意味での軽い向き合い方が前面に出ている。要所での、現在の映画業界に対するチクリとした批判も効果的。確かに隆盛期の作品のような個性には欠けるのだが、肩の力を抜いて楽しめることは事実だ。目が見えないために、あちこちにぶつかり、相手に失明がばれないようにする会話術など、アレンの、名人芸ともいえるコメディ演技を観るだけでも価値アリ。年を重ねても、徹底的にダメ男を演じるアレン。そんな彼の演技が鼻につくという人には、本作はちょっと辛いかもしれないが…。(斉藤博昭)
目が見えないまま仕上がった作品は、結局…という皮肉なラストに代表されるように、映画に対するアレンの、いい意味での軽い向き合い方が前面に出ている。要所での、現在の映画業界に対するチクリとした批判も効果的。確かに隆盛期の作品のような個性には欠けるのだが、肩の力を抜いて楽しめることは事実だ。目が見えないために、あちこちにぶつかり、相手に失明がばれないようにする会話術など、アレンの、名人芸ともいえるコメディ演技を観るだけでも価値アリ。年を重ねても、徹底的にダメ男を演じるアレン。そんな彼の演技が鼻につくという人には、本作はちょっと辛いかもしれないが…。(斉藤博昭)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
ウディ・アレン監督が贈るハッピーコメディ。一度は成功しながらも現在はすっかり過去の人となった映画監督・ヴァル。ある日、ヴァルの下にハリウッドから60億円の超大作のオファーが舞い込む。思いがけないチャンスに喜ぶヴァルだったが…。
内容(「Oricon」データベースより)
数々の賞を得た実績を持つものの、現在は落ちぶれてしまった映画監督が、ハリウッドの超大作の監督に大抜擢されるという物語を描いたコメディドラマ作品。ウディ・アレン、ティア・レオーニほか出演。