『銀河ヒッチハイク・ガイド』ファン待望の第四弾。本国では1984年に発表された作品ですが、ようやくここに本邦初訳となりました。
今回は地球に戻ってきた(!)アーサーのラブ・ストーリー。このシチュエーションは、作者の執筆時の心境を反映しているそうです。ちなみにアーサーのお相手は、一作目に登場したあの女性です。
過去の三作とはちょっと毛色が異なり、今までは周囲に振り回されっぱなしという印象だったアーサーの成長・心理の描写が細やかで引き込まれます。フォードやマーヴィンも引き続き登場しますし、前作のラストにあった「神のメッセージ」をオチにした本作の構成は、当シリーズにここまで付き合った読者にはとても楽しめる作品ですね。
シリーズ最終作となる”Mostly Harmless”も近刊予定とのこと。楽しみです。