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たせいもあってか成長過程の若者の心理が上手く織り込まれていたと思う。
「手を握る-」はドジな泥棒が偶然掴んだ女の子の手によって思いがけない
チャンスも掴んでしまったというコミカル風な一話。「フィルム-」はホラ
ー要素たっぷりでありつつ最後は優しい目線での幕を閉じ方を。
ラストを締めくくる「失はれる物語」だけは今までにない切なさと言うより
恐怖を感じた趣の違う一編。「ただ生きているだけ」の恐怖と孤独をシンプ
ルにも鮮明に描き出している。
もう一つのお楽しみと言っていい著者のあとがきは、日記のような素直な
気持ちが書かれており作品とのギャップが楽しめる!
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