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63 人中、59人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
社会を斬る刃,
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レビュー対象商品: さまよう刃 (単行本)
主人公、長峰の復讐に賛成している自分がいた。犯罪を犯した少年たちを法律が裁ききることができない、加えて遺族の傷をないがしろにしている法律に強い憤りを感じてしまったためこのような気持ちが生じてしまったのかもしれない。「さまよう刃」この作品はとにかく最初からグイグイとその世界に引きずり込み気がつけばめくるペ-ジがないといったそんな感じであった。終始、主人公のやりきれない想いが痛いほど伝わってくる。いろいろな人物の角度から切り替わって事件をみていることもこの作品の地盤をより強固なものにし盛り上げていた。この人物がこの作品の中にいる、そこにはれっきとした理由があって人物にもまるで無駄がない。理不尽な少年たちの言動も実によく捉え表現していた。ラストは自分の望んでいた結末とは違ってしまって悲しい気もしたが間違いなく秀逸な作品であった。
28 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
心が凍ってしまった,
By まえちゃん (東京都葛飾区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: さまよう刃 (単行本)
最愛の人をこんなかたちで奪われたら、私ならどうするか。
そう思いながら一気に読みました。 恐ろしかった。 哀しかった。 犯人には同情する余地は全くありません。誰かを大切に思うという心が無いからです。 そして、娘を奪われた父親の気持ちは、わかりすぎて痛いです。 私も2人の娘の親だから。たとえ子どもがいなくても、結婚していなくても、 1人でも大切だと思える人がいる人ならば、同じだと思います。 現実には復讐することは出来ないでしょう。 犯人の人権は守られているし、情報は遺族には伝えられないことの方が多いのだから。 だから、せめて小説の中だけでも・・・と思っていたのですが。 殺人に関しては少年法を適用しない、ということは、日本では無理なのでしょうか。 このままならば、小説が現実にいつなってもおかしくないと思ってしまいました。
19 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
何のために何をすれば,
By 徳明木 望 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: さまよう刃 (単行本)
最後に、“警察が守っているのは市民ではなく、法律の方だ。法律は絶対に正しいというものではない”という内容のくだりがあり、それがズシリと効く。主人公である父の気持ちがわからない人は居ないだろう。 射撃した警察官は、本当に正しいことをしたことになるのか。正しいことには違いないが、正解なのだろうか。重いテーマだと思う。 傑作だと思う。ドラマ化、映画化されておかしくない。されるべき作品である。
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