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伏見氏はけして「前向き生きればなんとかなるよ」というような
子どもだましなことは言わないんですね。
前向きに生きるなり、世間と対峙するなり、
「私」が「私」として生きるためには
自らの力でなんとかしていくことが大事だと言うんです。
でもそれは、荒野に放り出されるという意味でもなく、
自ら生きようとすることで、世界の中に居場所を作ることもできる、
そのとき、世界は「私」の敵ではないんだと言うんです。
そのための「愛」が注がれている本なんです。
そして、彷徨い続けることの「愛おしさ」を感じる本でもあります。
まさに「さびしさの授業」なんですね。
学級文庫に一冊(学校で一冊じゃ誰も読まん)
くらい置いておいてもいい本だと思います。
自分の居場所は、身近な人達とていねいにつきあい、個人的な関係を深めることによってつくられる・・・同感です。私をどん底から救ってくれたのは、家族であり、親友だったから。
『シックスセンス』『千と千尋の神隠し』など、わかりやすい題材を使った説明は、年代を問わず、著者の意図を感じ取れると思います。
自分のさびしさを手放さず、だからこそ人とつながっていこうと努力する、それが生きていくことかもしれませんね。
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