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もっとあいまいな、例えば、卵から孵って、はじめに見た人間を親だと思って、一所懸命ついて歩く雛鳥の姿ってちょっと、さびしくないですか?
そんな感じです。
ってよく説明できないので、読んで感じてみてください。
ちなみに、続編の「さびしい乞食」と「さびしい姫君」も良いです。
もちろんこの物語は王様の生涯だけに終わらないんです。どうやら間違った道に来たらしいとぼーんやり気付いて、でも標識がないからぶるぶる震えながらも進むしかない王様。その王様が悲しく思い出す、大好きだった乳母のおっぱいのこと。これだけで、随分世界が広がる気がします。自分自身にも重なっていく寂しさを丹念に描いた物語です。何度でも何度でも読み直して、自分の感性の変化を楽しみたいと思います。
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