松本ひで吉「さばげぶっ」2巻。
なかよし連載中の漫画ですが中身は完全に少年漫画、ギャグ作品。少女漫画っぽさはむしろパロディの域ってくらい
本質的な部分は少年誌のそれに近いし実際影響を受けたと思われるシュールなネタが満載
むしろ少年にこそ読んで欲しいって思える出色の作品に仕上がっています。
というよりも、
こういうキレキレのギャグ漫画を少女漫画ちっくな綺麗な絵柄で読めるっていうのが何より面白くて
完全になかよし色にカスタマイズされた洗練された作画と少年向けのギャグセンスのミスマッチな感触が逆に売りっていう。
元々ライバルで人気連載を持っている作家だけに、そっちから来た読者にも普通に対応出来てる器用さはやはり凄いなあ、と。
特にこの2巻では更にそのギリギリのセンスが研ぎ澄まされてるように感じられて
少女漫画ならではのイケメンキャラに関してまでも、一種のオマージュというかネタっぽく見せてるような・・・
そんなクレバーな面白さが感じられた2巻目、思いっきり笑えるネタなんかもあって退屈させない作りでした。満足です。
松本ひで吉は初期の作品こそ下手ウマっていう印象があったんですけど
画力が徐々に徐々に上がってきていて
霊媒先生然りこの作品然り普通に女の子の可愛さにも夢中になれるくらい見せ方描き方が上達してきたって印象が今では。
そんなキャラが織り成すバカバカしいネタの数々は、多少間抜けでありながらもどこか微笑ましい。
昔から少年誌のギャグに慣れ親しんで来た人はもちろん
少女漫画っぽい要素もちびちび盛り込んでいるので実は割とオールマイティに薦められる一冊になってるかな、と。
大胆な作風なので人は選ぶかもですが、ツボにハマれば即座に気に入ると思います。いやあ面白かった。