気のせいじゃない、
ここはとても寒いから物語が欲しい――さとうりさ
さとうりさの今までの活動すべてが“白と黒”をイメージした二面性を持つ作品集に! ドローイングや自身の言葉に加え、川内倫子による撮り下ろし写真も数多く掲載。 さとうりさは1996年“りさキャンペーンvol.1”以来、実験的なパフォーマンスによっ て、国内外で見る者に衝撃を与え続けてきました。街に出て自らパフォーマンスを行 うことで人との出会いと別れを繰り返していく“りさキャンペーン”、引きこもりを 表現した大きな黒い物体“良い友”、作品を通して関わりあうことで人と新たな関係 性を見いだす試み“Satogo-Shigan Project”…など。さとうりさの表現はアートの 枠を越え、私たちの生きる社会あるいは私たち自身を物語っています。日常と狂気を あわせ持ち、人との繋がりと孤独が同居している、危ういバランスで紡がれたふたつ の世界を表現した本書は、奥深い彼女の作品のそのものです。
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この作品集は、それを象徴するかの様に両面が表紙となっていて、二つの表紙から始まる黒と白の作品群が中央で出会う、とても素敵な構成。木村伊兵衛賞受賞の川内倫子さん撮影の写真が、さとうりさの世界をとても美しく紹介してくれます。
作品をみて、コワイと感じるか、癒されると思うか、人それぞれ。この本を何度もひっくり返しながら繰りかえし見るたびに、何か新しい感覚に自分がとらえられるのを発見できるでしょう。あなたの中にどんな感覚が生まれるのか、ぜひこの作品集を手にとって見てください。
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