……とは本作の一迅社公式(?)キャッチコピーですが、まさに言い得て妙です。まず主要キャストが、片眼包帯(封印)の月詠さちる(表紙の女の子)率いる「DOM(ダーク・オロチ・ムーン……プ、ププッ)」。ネーミングセンスからして、かなり重度の中二病。
さらに対抗する生徒会までが、“聖”徒会と自称。看板が痛々しい上に、夢見がちな恋愛脳の会長を筆頭に、副会長が百合属性、書記がガンプラヲタク、会計がドMと、全く持って救いがたいメンツ揃い。
「内申大丈夫か、おまえら?」とか、「将来、同窓会が辛いだろうな……」とか、つい余計な心配までしてしまいます。
しかし、逆に言えば、皆さんキャラが立ってらっしゃいます。さちるさんなんか、本当に中学生でも通じそうなやんちゃなちびっ子なので、中二病が妙に似合ってしまったり。痛くてかわいい、「イタかわいい」系?
キャラだけでなく、ギャグもレベル高いです。「調理実習」の回なんて大爆笑ですwww。平穏で日常的なはずの学園生活が、中二病的独自解釈で、針小棒大で収拾不能の事態に陥っていきます。
中二病って冷やかしや嘲笑の対象とはなりえても、ちゃんとした「笑い」に仕上げるには意外に難しい気がしますが(笑うに笑えなくなりそう)、さすが、新人賞入選から短期集中連載、掲載誌(まんがぱれっとLite)休刊の試練をも乗り越えて、オンライン連載で復活した実力派だけのことはあります(褒めすぎ?)。
あと、絵柄はシンプルながらも上手さを感じます(違う評価もあるようですが)。カラーページの色使いや、モノクロページのベタの使い方は、なかなかのものです。
おまけページの、さちるさんの黒猫コスプレ(パジャマ?)なんて、マジにかわいいです。
オンラインでも欠かさず読んでいましたが、改めて印刷されると、意外に線も細かいなぁと感心したり。やっぱり、紙媒体はいいなぁ。
絵に加えて、ちょっとホラー風フォントのサブタイトルも「5コマ目」として上手く機能しています。
一見堅気に見える主人公タケアミも、なにやら黒歴史というか、秘密を抱えている様子で、ストーリー的にもちょっと先が気になります。
「中二病とは治すものではない。こじらせるものだ」とは、某漫画家の名言(?)ですが、これからも良い方向で病状を悪化させていただきたいです。