‘94まさしんぐワールドコンサートの日本各地の公演より収録されたさだまさしの抱腹絶倒のトーク・ライブ集第1巻です。本企画にはさだの歌は一切収録されていませんが、トークの間にさだのバンド亀山社中の信田一夫氏の美しいピアノ演奏がオマケについていますので、さだのマシンガンのようなおしゃべりの息抜きになり心が洗われるでしょう。「天までとどけ」「道化師のソネット」「転校生」「とてもちいさなまち」とさだの美しいメロディーを改めて実感出来ます。本盤は冒頭から会場の注意放送をさだ本人が読み上げるサービス振りで、次第に普通なだけでは面白くないと「会場ではキャンプファイヤー、不純異性交遊は所定の場所で行って下さい。決して踊り子さんにはお手を触れないようにお願いします。」と悪ノリします。さて最初は300曲の歌か名作トークの二択のリクエスト・ライブの企画にお客さんが踊りや落語をやって欲しいと無理を言って盛り上がります。そして新作トーク「馬に優しい的場騎手」は競馬の的場選手が1000勝した記念のお祝いにさだが曲をプレゼントしたお話で、アルバム「おもひで泥棒」収録の名曲「ひとりぼっちのダービー」の由来と的場騎手の人柄の良さを温かく語り笑いを抑えて大きな感動が味わえます。2つ目の「中学時代の修学旅行」は「京都の通り魔」という怪談で女子を怖がらせる傑作なトリックと寝たら絶対起きない奴「ブン」にとんでもない悪戯を仕掛けて「本当に可哀相な奴」と仲間内で大いに盛り上がる爆笑必至のエピソードです。最後の大トリはさだトークの中でも屈指の名作と呼び声高い「アルバイトで天井張り」です。高校時代に破格のバイト代につられて勇んで親友と乗り込んだ鉄骨屋のアルバイト初日に荒っぽい職人さんから命じられた恐怖の危険な初仕事をさだの凄まじい絶叫を交えて語ります。さだまさしの話芸が冴え渡る抱腹絶倒の絶品トーク集を存分にお楽しみ下さい。