ビジネスの場では皆、身だしなみを整えているように、敬語は言葉の「身だしなみ」と考え、適切な敬語が学んで使えるように、ルールとマナーを解説し本。
1 敬語の基本ルール 敬語、尊敬語 謙譲語 丁重語 丁寧語 美化語 クッション言葉 NG敬語 間違えやすい敬語 書く敬語など
2 目的別敬語 あいさつ、頼む、相談する、アポイントを取る、感謝する、勧める、断る、断られたとき、謝る、確認する、反論するなど
3 電話対応の基礎 電話対応の流れ、受ける、取り次ぐ、かける、用件を伝える、クレーム電話の受け方
4 祝儀・不祝儀での敬語 お祝いの席、祝辞、不幸があったとき(身内、社内、社外)、祝電・弔電
重要なことは、「ウチ」と「ソト」の感覚を身に付けること、「ウチ」と「ソト」を切り替えられるように、その場の構成メンバーや自分の立場を瞬時に見極める力をつけることだという。「ウチ」と「ソト」は、「自分側の人物」と「相手側の人物」を区別する、ビジネスパーソンにとって大切な感覚で、それぞれの立場は状況によって変化する。敬語には「ソトは高め、ウチは高めない」という絶対的なルールがある。
ところで、社内の集会で「ウチ」の人だけ→「社長からごあいさついただきます」、「ソト」の人が多い→「社長からごあいさつを申し上げます」という例をあげているが、「ソト」の人の立場によっては、「ソト」の人が一人でも、「申し上げます」を使う場合もあると思う。
基本の説明から場面ごとの使い方、特にビジネスでは重要で使い方が難しい電話と祝儀・不祝儀を別に説明している。
よく使う敬語一覧、カラーのイラスト、図や表、豊富な用例、コラム、敬語力チェックテストまであって、ビジネス敬語を学ぶのに便利な本だと思う。