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さして重要でない一日
  

さして重要でない一日 [単行本]

伊井 直行
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

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第11回(1989年) 野間文芸新人賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

未知の空間、会社という迷路をさまよう主人公を、さわやかに魅力的に描いた表題作。芥川賞候補作「パパの伝説」収録。芥川賞候補作品2篇。

登録情報

  • 単行本: 230ページ
  • 出版社: 講談社 (1989/09)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062045605
  • ISBN-13: 978-4062045605
  • 発売日: 1989/09
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
サラリーマンを主人公とした純文学ってありそうで、
あんまりない。
この主題作は、会社の中だけでほぼ完結する物語だ。

伊井直行さんの小説は最近の新潮(雑誌)で知りました。
「青猫家転顛録」が面白かったので、いま少しずつ
絶版?品切れになったものを読んでいます。

いまの日本で会社という組織と無縁でいられるひとは
学校にいる年代を除けば、そう多くはないはずです。
(フリーターも増加しているけど)

けれど現代文学でそれらをモチーフに描かれたものは
さほど多くはない気がします。というかはっきりと
会社をテーマにしたものは少ないように思います。

が、これらの会社人生がそんなに悪いものでもない、
という気にさせられる、小説だなと思いました。
同時収録作の「パパの伝説」は、表題作とは
だいぶ趣は違いますし、主人公は失業させられてしまいますが、
会社の描き方が大変面白く、ストーリーも飽きさせず、
さりとてエンターテイメント小説とは違うおもしろさがあり、
もっとたくさんのひとに読まれても良いんじゃないかと思っています。

新潮での収録順が村上春樹さんの次になっていたせいもあるのですが、
どこか中年やサラリーマンを村上春樹が書いたらこんな感じじゃないかと思わせるストーリー運びのうまさがあるように思います。
もちろん良い意味で村上春樹さんの独特な文体に似ているわけでは
なく、伊井さん独自の小説だなと思います。
他の作家とそのように比較するのは失礼かと思いますが、
伊井さんの本がもっと読まれてもおかしくないのに、と
率直に思ったので、あえてこのような比較を致しました。

講談社文芸文庫で、復刊してほしい作家です。

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形式:単行本
 粗筋は、主人公が自分の会社のある部署を探して一日歩き回るが、なかなか見つけられないという単純明快なストーリー。それが淡々とした文章で綴られるのだから、退屈だと思われる方がいても当然だと思う。だが、いかにもありそうな話だ。結局、通称と実態が違っていたというオチなのだが(あ、書いちゃった)、あ、うちにもあるあるという方、ひっそりと笑おう。
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By bookfed
形式:単行本
 二編を収録。表題作は、「社内局」ポストに投函した書類を取り戻すために、社内を奔走するサラリーマンのお話である。ところがこの「社内局」というのが謎の存在。書類奪還は一筋縄ではいかず、主人公はあっちこっちたらいまわしになってしまう。気だるいいつもの勤務先が秘めていた別の顔が垣間見えるときがそこそこスリリング。

 「パパの伝説」怪人物のオッチャンと出会ったことにより、会社を辞めて彼と深くかかわっていくことになる主人公。彼の仕事は二つ。ひとつはオッチャンの娘の家庭教師、そしてもうひとつは…。父に似ない娘、加代子がチャキチャキしていてカンジが良い。そこへ、魔力のごとき魅力を持つ少女、牧子が登場し、どうなることかとワクワクして読んだのだが、なんとも唐突で理解しがたい展開を迎えてしまう。うーん、文学とは、かくもわかりにくいモノなのか…。私は純文学が鬼門のようだ。

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