本書はこれら比較言語学者の批判とその反論をも載せると同時に、古事記、日本書紀、万葉集の未詳語、あるいは意味不明の神話・説話をタミル語で解釈すると、いかに合理的な解釈ができるかをオールカラー488頁、カラー写真20数葉を用いて、わかりやすく解説したものである。
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最も参考になったカスタマーレビュー
25 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
良質の推理小説を読む感じ,
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レビュー対象商品: ささがねの蜘蛛―意味不明の枕詞・神話を解いてわかる古代人の思考法 (古事記・日本書紀・万葉集と古代タミル語の饗宴) (単行本)
内容は、万葉集や古事記で意味不明の語句や説話をタミル語で説くとどういう意味になるかというもの。日本語タミル語は既に黙殺されているが、筆者は相関 的関係妥当性という手法で解いていく。良質な推理小説を読むようで非常に面白く、 あっという間に読んでしまった。タミル語云々ということにこだわらなくても、面白く 読めるだろう。 これまで定説とされた万葉集や古事記神話の解釈が全てくつがえされ、しかも納得のいく 解釈なので驚かされる。これで多年の疑問が氷解する快感を味わうことができた。 なお、日本語タミル語批判論者に対する反論も読み応えがある。 古代史や記紀・万葉集愛好家や語源に関心のある人々にとってはたまらない秀逸な本だろう。
17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
一番納得できる語源説,
By TINK "ティンク" (千葉県鎌ヶ谷市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ささがねの蜘蛛―意味不明の枕詞・神話を解いてわかる古代人の思考法 (古事記・日本書紀・万葉集と古代タミル語の饗宴) (単行本)
まず、なにげに本書をめくってみて驚いた。487ページ全てがカラーなのである。幻冬舎の意気込みが伝わってくるようだった。しかも著者が選んだ20枚以上のカラー写真も、大いに理解の助けとなる。本書は故大野博士の提唱した日本語クレオールタミル語の応用編である。大野は語彙・文法・音韻の面で、日本語がタミル語のクレオールであることを立証したが、学者はそっぽを向いたままである。なぜそっぽを向いたかは、本書にも詳細に書かれている。内容は極めてわかりやすく、ことに古事記の難解な神話や万葉集の未詳語、それに枕詞などが、実に合理的に解き表わされている。索引がないのが残念。
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
なぜに受け入れられないのだろうか,
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レビュー対象商品: ささがねの蜘蛛―意味不明の枕詞・神話を解いてわかる古代人の思考法 (古事記・日本書紀・万葉集と古代タミル語の饗宴) (単行本)
枕詞や神の名などが明らかにされていくのは、学生時代に学んだよくわからない解説よりも よほど納得がいきました。 しかし、なぜにこの語源説がいまだに受け入れられないのか、 不思議でなりません。 日本語の語源としてはいろいろな言語があるでしょう。 その中の一つとしてタミル語は十分に考えられると思うし、 本書のような丁寧な研究書を読めば、 それは明らかではないでしょうか。 著者は、日本語研究者として権威者ではありません。 だからこそ、非常に自由な立場で、真実を探求することができるのでしょう。 今後は、著者のような派閥などとは無関係の外野の研究者が いろいろな分野で活躍していくのではないかと思います。
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