さすがにこのあたりになると、少々つらい。
著者も、このシリーズに飽きてきたか、疲れていたんじゃないだろうか。
もちろん、年齢的な衰えもあると思う。
ミステリ度は、シリーズが進むと次第に薄くなる。
本書では、もうミステリといえないような作品もある。
つまり、文章が分かりにくい、というのと、伏線の回収部十分ではない。
それに、活躍するメンバーの幅が狭い。
マメゾーのウェイトが多きすぎる。
確かに便利なキャラなんだが、グループ探偵ものなんだし、個々のキャラの特技があるんだから、もっとその特技を生かしてやってもよかったんじゃ、と思う。
著者の晩年の作品では、つじつまとはあまり関係ない怪奇もののほうに、出来の良いものが多い。
それだけ、ロジックを駆使する作品というのは、ある程度の若さがないと難しいということなのだろう。
本シリーズの終焉が著者の終焉であったような感じで、寂弱を感じてしまうのが残念である。