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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
スッと読めるんですが、どことなく実践的な感じがしない。やっぱり経営者向け?,
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レビュー対象商品: ご機嫌な職場 (単行本(ソフトカバー))
この本、M&A後の企業融合のために書いた本だったようです。そのせいか、会社の経営層から見た視点での「ご機嫌な職場」に多くのページを割いています。あとは、論文引用などを多用した論理補強。現場の一課長レベルでやろうとすると結構ハードル高い内容が多いかもしれません。あとは・・・・もっと手軽に色々できるのかもなぁと感じました。ちなみに、今の職場環境がなんとなく人間関係が希薄になってきているのは、インターネットの普及などで会社以外でのコミュニティーが活発になったからだと言います。うーん。。。それだけなのかな・・・。
5つ星のうち 4.0
「職場」が死語になった後、そこには何があるのか,
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レビュー対象商品: ご機嫌な職場 (単行本(ソフトカバー))
新聞広告でタイトルが面白そうだったので手に取ってみた。著者の酒井氏は以前「初めての課長の教科書」を読んで面白かった記憶がある。さて本書における著者の問題意識は、 『職場コミュニティが、猛烈な速度で弱体化しつつある。』p18 に尽きる。 職場コミュニティの弱体化の原因のひとつはソーシャルネットワークの出現である。かつて、高度成長期に電車網が整備されて通勤圏が広がり、その結果地域コミュニティが弱体化して、そのかわりに職場コミュニティが活性化した。いま、ITの進化が遠く離れた人たちとのコミュニティ形成を可能にし、職場コミュニティよりもネット上のコミュニティに居場所を見つけるようになってきている、というのが著者の見立てだ。 ぼく自身は、地域コミュニティの崩壊も、職場コミュニティの崩壊も、その原因はコミュニティの「暗黙のルール」を維持するシステム(=インフォーマルな上下関係や、いわゆる世間といった価値規準)が機能しなくなったからだと考えているので、著者の考えにはにわかには賛同しない。が、この視点はこれまで目にしたことがなく、新鮮で興味深い。 企業が生産性を上げるためには、絶対に明るい職場を作る必要がある、と著者はいう。しかし、テクノロジの進化は不可逆だから、もし著者の仮説のとおりならば、ネットがある日突然消滅でもしない限り、もはや職場コミュニティの崩壊を押しとどめることはできないのかもしれない。 「職場」が死語になったあと、そこには何があるのか。著者は職場の再生に日々奮闘しつつも、むしろ、そのほうが人間にとっては理想的な環境がえられるだろうという。 『職場という概念が完全に破壊されたあと、私たちが、通勤ラッシュの代わりに手に入れるのは、人間が本当に望んできた、種としての原風景のはずです。そこに生まれるのは、これまでとはまったく異なる地域コミュニティではありますが、より豊かで幸せな「あるべきコミュニティ」のように思います。』p63 近い将来、「職場」はネット上のバーチャルなコミュニティに移行し、逆にリアルなコミュニティは仕事とは関係のない気の合う人たちが集まる地域コミュニティに回帰していく。すなわち、現在のリアルとバーチャルが完全に入れ替わってしまうだろう、と著者はいう。なんだか『世にも奇妙な物語』のような結末だが、果たしてどうなることだろう。息子たちが一人前になる十数年後には、そんな「奇妙な会社」が現出しているのだろうか。 話題が多岐にわたりやや論旨が散漫なきらいもあるが、今年のキーワードでもある「ソーシャルネットワーク」を考えるには、なかなか良い参考書である。一読の価値はある。
1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
大変示唆深いです,
By アマゾン太郎 (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ご機嫌な職場 (単行本(ソフトカバー))
酒井さんの著作に共通する良さですが、この本でも、普通の人が疑問に思うところを学術的な知見も含めて現実的に回答しています。この「現実的」というところがこの本の良さだと思います。そしてその回答にはしっかりと学術的な背景が述べられているので説得力もあります。 ただ、一部に学術的な説明に誤りが見られるので、仕事上で引用したりする際には原典を当たられることをお勧めします。 たとえば、本書で紹介されているマレーの欲求リストについてですが、「反発の欲求」について「ハーレーを買おうとしている人は「反発の欲求」を満たそうとしているのだから、他にもエレキギターなどを売るといい」と酒井さんは説明されてますが、もともとマレーの提唱した「反発の欲求」は、「一度失敗したことに挑戦して成功したい」という欲求で、いわゆる「理由なき反抗」に描かれた「反発心」とは異なるものです。他にもいくつか「??」と思われるような説明も散見されるので、鵜呑みにしてビジネスの現場で説明したりすると恥をかくことになります。
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