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ごめんあそばせ独断日本史 (中公文庫)
 
 

ごめんあそばせ独断日本史 (中公文庫) [文庫]

杉本 苑子 , 永井 路子
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

奈良時代の律令制度もある意味“押しつけ憲法”/公平な勤務評定があった鎌倉武士団/定家は出世亡者/清盛と田中角栄の日中国交回復/貞奴と一葉は女性史の表と裏―古代から明治へ、小説家としての立場で自由闊達に語り合い、埋もれた歴史の事実を掘り起こす。おもしろさ抜群の日本史。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

杉本 苑子
大正14(1925)年、東京に生まれる。昭和24年、文化学院文科を卒業。昭和27年より故吉川英治氏に師事する。昭和38年『孤愁の岸』で第四十八回直木賞を受賞。昭和53年『滝沢馬琴』で第十二回吉川英治文学賞、昭和61年『穢土荘厳』で第二十五回女流文学賞を受賞。平成7年、文化功労者に顕彰される

永井 路子
大正14年(1925)、東京に生まれる。東京女子大学国語専攻部卒業後、小学館へ入社。昭和39年『炎環』で第五十二回直木賞を受賞。昭和57年『氷輪』で第二十一回女流文学賞受賞。昭和59年、第三十二回菊池寛賞受賞。昭和63年『雲と風と』ほか一連の歴史小説で第二十二回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 324ページ
  • 出版社: 中央公論新社; 改版 (2007/06)
  • ISBN-10: 4122048761
  • ISBN-13: 978-4122048768
  • 発売日: 2007/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By takozans トップ1000レビュアー
形式:文庫
日本を代表する2大女流歴史小説家のお二人が、まさに「独断」で日本史をぶった切る
この作品はとにもかくにも面白いの一言に尽きる!。

歴史「小説」といえど、充分な時代考証の上に構成されていくが、この作品は
「充分な証拠はないんだけど私はこう思ってるんだよね〜」と言う推論が随所に
出てくるが、これがまた面白い。

 特に「鎌倉時代」前夜の東国武士団の形成の考察は非常に納得感が高い
(それにしても義経は相変わらず、けちょんけちょんにされてますが^^;)他、
後醍醐帝の鎌倉幕府討伐の背景に寺社勢力の動きがあった、など、なかなか
面白いです。

 ご両者がこれまで執筆してきた作品のエッセンスやその課程で入手した
知識をしかも面白く吸収できる作品に仕上がっていると思います。特に、
歴史好きの方は一読して、目から鱗を落としましょう♪。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 茶々丸 VINE™ メンバー
形式:文庫
二人のマダムによる痛快エッセイ。その切り口は“歴史に学べ”と叫ぶジジイや会社人間達など足許にも及ばない。ターゲットは歴史上の人物や事件ではあるけれど、選ばれた対象が全て“偉人”とは限らない。仮に選ばれていたとしても“その実はこうだったかも………”或いは“(当の本人が内心では)アチャー、やっちゃったヨ”と感じていたかもと、まるで二人して煎餅でも食べながら日本茶を飲むような感じで日本の歴史を物語るのである。無論、それが推測ばかりというのではない。キチンとした根拠に基づいて話しているからオモシロイのである。 世の中に“サクセスストーリー”ばかりに目を奪われる“ジジイによる歴史本”が多いのは、それを書く人間が1つの組織の中で上から下を見下ろす形をとったり、周囲も“何々のカリスマ”と崇め奉るからであり、読む側にはそれをそのまま“役に立てよう”とする下心が見えるからである。そうすれば当然のように、彼らは自らが裸の王様であることも知らず、“紅旗征戎、我が意にあらず”との藤原定家の言葉など当然の如くに自らの耳目に入ることなどないだろう。歴史上の人物が“これは後の世になって役に立つ”などとして行った事跡などあり得ないことは明白であり“役に立つかどうか”はそれをどう解釈するか、どこにフォーカスを照射してそれを見るかによっても、時には180°全く正反対の像を結ぶことすら珍しくはない。答えは自らが出すモノだから、ジジイの書く“直ぐ役に立つ歴史本”に答を求めることは無意味である。二人の女傑(失礼!) はそうした右往左往する現代の男達の姿すら笑い飛ばしてしまう(想像すると、何故かお二人の姿に井原西鶴の肖像画が重なってしまう)。
 尚、小説家が取材過程で入手したエピソードやこぼれ話と見る向きには、永井路子氏が鎌倉時代の史料“愚管抄”や“玉葉”に関しての研究では第一人者に匹敵することを紹介させていただく。
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By 力ス夕マ一 トップ100レビュアー
形式:文庫
知識不足でついていけない部分も多く、どこが独断でどこが史実なのかも
覚束ないていたらくの私でもかなり面白い。
「赤坂の迎賓館は…なまじベルサイユ風だからいけないの」
「定家。あの人はゴマすりでねえ」
「顕光というのはどうしようもない愚物。絶対悪霊になれる人じゃないの」
「建礼門院って人気あるのよ。われわれは全然買ってないけど」
「秀吉は三人の中で一番お嫁に行きたくない人ね」
「細川ガラシャはどう思う」「ガラシャ、怖い」
と、対談形式の文体が、奥様の茶話会に紛れこんだかのように優雅かつ痛快。
なおかつその知識は折り紙つき。
学生時代、日本史をこう教えてくれたらもっと頭に入っただろうにと思う。
歴史物の裏資料として二読、三読されたらよいのでは?
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