映画の中で登場するあの魅力的な料理の数々が自宅で、材料と道具と気合いがあれば作れてしまうというのがこの本。
見ているだけで食べたくなる料理の数々−豚汁やラーメンやからあげやおにぎりはもちろん、ちらっと映るドーナツや、海保カレーのレシピも掲載されていて、そういった配慮も嬉しい限り。
さすがに西村(堺雅人氏)自身が握ったおにぎりは半ば再現不能ですが、それ以外は多分腕次第で再現できると思います。
「シネマ食堂」で確か「からあげ」が取り上げられていましたが、その他のこの映画に登場するメニューも作ってみたいという方にもおすすめですし、映画館はもちろん、DVDやWOWOWなどで映画を観て、登場する料理の数々を食べたくなってしまった方にもおすすめです。
ちなみに私は諸事情によりこの本が先で、映画を観たのが後だったのですが、それでも楽しめました。
1冊の料理本としても完成されていて、とても良い内容だと思います。
それと。
これはあくまで個人的に、ですが、こういうレシピ集関係で、これだけぎっちりな内容のものって稀有な気がします。それにこの本は、全体として流行り廃りのないメニューばかりで、ずっと使えるタイプだと思うので、持っていて損はないと思います。すべてが有用性の高いレシピではないけれど、こういうタイプの物もあって良いかな、と思って。
※余談ですが、先の地震(東日本大震災)で被災した際―停電で真っ暗・その上寒くて、水道も断水中でとてもつらかった時、この映画で登場したおにぎりと豚汁が脳裏をよぎり、この2品がとても恋しくなりました。やはり、映画の力、ごはんの力はいずれも侮れません。
長々と失礼しました。ご清聴ありがとうございます。