こんもりくんは髪を切るのがきらいで、生まれてからのばしほうだい。
その結果、表紙のごとく超アフロチックなヘアスタイルに!
遠くからみると黒い樹のようですね。と思ったら実際に小鳥がやってきたり、
クリスマスツリーとしても役立っているようです。
しかも!この中にはネズミたちが住み着いて町ができているというから
開いた口が塞がりません。開いた目が閉じません。逆立った毛がもどりません。
ナンセンスさに笑い転げる作品です。
だけど本当にそれだけなのか? 膨大な髪はこんもりくんの妄想を
象徴化したものでは、なんてふと考えてみる。某アニメのキャラクターを
思わせるネズミたちの姿とウソっぽい世界。髪はおろか風呂さえ入らない
というこんもりくんは現実から逃避していないか?
ふとしたはずみで、彼は自分の髪の中へこもってしまいます。
こんもり=ひきこもり なんて意味を隠しもっているとすれば・・・
「過去のこだわりを脱ぎ捨てて身軽になることで一歩成長できるよ」
なんてメッセージがあるのかどうか? 作者に会えたら聞いてみたい。