自称「自分嫌いのプロ」による、「自分嫌い」との付き合い方を説いた本。
「よりみちパンセ」シリーズの一冊なので、本文総ルビ、挿絵多数・・・と
対象年齢にあった作りではありますが・・・中身は「自分嫌い」に陥っている
大人にも十分耐えうる出来です。
冒頭から「自分を好きになりましょう」と説く大人たちをぶった切り(笑)
自身の経験に基づく乗り越え方を説いています。
乱暴にまとめてしまうと「自分嫌いは、自分好きをもっと好きになりたい。
自分に満足していないから(理想の自分との差に)嫌いになる。だから、自分を
突き放してみる=客観視してみよう」と。
自分嫌いになるプロセスも著者の経験や、カレン・カーペンターが患って
しまった心の病を実例に引き、分かりやすく述べています。
(そうそう、と頷くところも多々有る)
「自分嫌い」という呪いに掛かってしまう前に、是非一読を。
きっと、何かしらのヒントは得られると思います。
附:本文最後の言葉は、紆余曲折を経て今に至る著者故の重みがあります。
若年層向けだからこそ、こういうメッセージは必要だと思うのです。