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30 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
現代日本社会を「読み解く」ための最良のテキストの一ではなかろうか,
By
26 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
真にラディカルな思想家の日本論,
By 「改革をやめろという方がよっぽどラディカルでアクティヴなスローガンなのである」(269p)とか「「ただちに変革を」というような定型的な言いかたをこそひとつ「ただちに変革」されてはいかがであろうか」(255p)といった具合に。 ぼくは割と「人はもっと自分勝手に生きてもええんじゃないか」などと思っているんですが、各テクストのタイトルや書き出しの主張に「へ?」と思っても、文章を読んでるうちに内田思想独特の論理展開に引き込まれ、各テクストを読み終わる頃には「そうかも・・・」と納得させられてしまうのでありました。 内田さんの文章を読んでると、倫理とラディカルであることって矛盾しないんだなあというか、「矛盾を矛盾として生き、引き裂かれてあることを存在の常態とするような人間の成熟(228p)」みたいな話は何度か登場するのですが(55年体制支持とか愛国者は愛国を語ってはいけないとか)、これが内田さんの思想の根幹なのかもしれません。 いつも手の届く範囲において何度も読み返したい本です。
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
俯瞰的あるいは立ち位置を変えて眺める重要性,
By 1章 制度の起源に向かってーーー言語、親族、儀礼、贈与 2章 ニッポン精神分析ーーー平和と安全の国ゆえの精神病理 3章 生き延びる力ーーーコミュニケーションの感度 4章 日本辺境論ーーーこれが日本の生きる道 こんな流れで進むわけです。 出来の悪い中年オヤジとしては読めない漢字や意味が分からない言葉に翻弄されながら分かる範囲で読み込むしかないわけである。 今回のお勉強としては。 両論併記の適否の一定間留保、誤りから学ぶこと、「格差社会」とはいうのは、格差が拡大し、固定化した社会というよりはむしろ、金の全能性が過大評価さらたせいで人間を序列化する基準として金以外のものさしがなくなった社会のことではないのか、現代日本の家庭では「苦痛」が換金性の商品として流通しているのである、人生はミスマッチである、真の愛国者は決して「愛国心」などということばを口にしない、等々である。
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