この方のブログが大好きで、これまでの「コーちゃん」の本ももちろん購入している。
しょっちゅう腹を抱えて笑っている。
今回はいわゆる「ブログ本」で、書き下ろしが少々。(これまでの本は全編書き下ろしだった)
絵はすべて描き直されているのだけれど、リアルタイムで描かれたブログ時の絵の方が勢いがあり、生き生きしており、「清書」されてしまったことにより、あの熱いパッションが無くなってしまい、面白さが半減してしまった気がする。
また、文章もブログの特性を生かした、スクロールを計算にいれたあの「間」が大変素晴らしいのに、紙ベースになってしまう事により、当然その「間」は一切無くなってしまう。
ブログを知らず、初めてこの本で作品を読む方にとっての評価はもちろん「面白い」と思う。
そんな方には大いにお奨めできる。
でも、そっと私は囁くだろう。
「ブログのほうが面白いよ」
作品の題材は、ささいな毎日の日常である。
同じ事が私の身に起こったとしても、それを果たして面白いと感じるかどうかはわからない。
しかしそれを「面白い!」と感じ、さらにその出来事をさらに面白く第3者に伝えられるこの作家はすごいと思う。
「コーちゃん」の魅力なのではなく、「おぐらなおみ」がスゴイのだ。
その魅力が、この本では半減してしまった気がする。
「本」というメディアで一番面白く作品を魅せるにはどうすべきなのか、
そして、ファンであれば誰もが思うであろう「新作が読みたい!」という気持ちが、作家さん、出版社さんに届くことを切望し、少し厳し目の星評価とさせいただく。