ものすごいインパクトです。読後感のカタルシスはハンパじゃない。乙武クンが世に出てから、ずいぶんと障害者に関する認識は変わってきたと思うけれど、さらにそれを進めるためには本書がもっとブレイクしてくれないかなぁ~、とまで思った一冊です。乙武クンはかっこいいけど、この本の主人公は、かっこ悪くて、独善的で、生臭くて、とにかく人間クサくて、リアリティ100%でせまってきます。
テーマとしては「障害者といっても、エゴもあれば欲もある、普通の煩悩にまみれた人間」であり、「やはり人は、他人を通してしか自分を確認し得ない、それは健常者でも障害者でも一緒」ということでしょうか。
それとこの本は、ビッグトゥモローよりも、生きることに対する勇気を与えてくれます。「他人!を頼ってもいいんだ」と素直に自分を肯定できるんですよね。
とにかく元気になれるし、障害を持った方に対する認識もより進化するし、本当に、たくさんの人に読んでほしいルポルタージュです。