「ツレがうつになりまして」「イグアナの嫁」「その後のツレがうつになりまして」を読んでいた私としては、即読み!しました。
「エッセイってどうかしら?」「貂々さんは漫画家だけど、ツレさんは文筆業じゃないしな〜」なんてちょっと思いながら。
でも、さすが文春の編集力か、とても、まとまりの良い、構成の良い、面白いものでした。
貂々さん側でない、ツレさん側が、あの、漫画になったエピソードの向こう側でどう考えていたのかというのがツレさんのしっかりした文章で書かれておりました。
ちょっとショックだったのが、ツレさんの自殺未遂が貂々さんの漫画に書かれているより、深刻だった事。描写としてはわずかな違いかもしれませんが、さすがに、貂々さんも、色々な影響を考えて、描けなかったんだと思いました。貂々さんの漫画を読んだ時、この程度で「ぞっとした」とわざわざ書いていたのが少し違和感があったんですが、今回の本を読んで納得しました。
しかし、貂々さんが描いているツレさんとツレさんが書いている貂々さんの様子を見ていると、夫婦って、お互いの至らなさを認め合いながら、労わりあえば、こんなにお互い成長できる関係なんだな〜、ってしみじみします。
今後の二人の作品がさらに楽しみです。