斎藤孝先生の著書は、日頃からどの本でも、「大したもんだなぁ、これだけの知識と経験と視野の広さ…」と関心させられながら、そして感動したり、興味津々で読ませていただいてますが、今回の本書も満点です。
私は、特に日本文化が大好きで、茶道も能楽も元々親しんでいますが、専門家の方々の著書とはまた違った視点から、そして平易で親しみやすい文章で楽しく日本文化を語ってくださっているので、気楽に、でも奥深く読み進めてていくことができますし、「もう知ってるよ」のような感覚も全くありませんでした。
斎藤先生は、各分野の専門家でもないのに、これだけ内容が充実した日本文化紹介本を書けるなんて、見事です!
個人的に読んでいてツボにはまってしまったのが、「最近大学で、頭を地面につけてくるくる廻っている学生をみかけるけれども、「頭はそうやってつかうものではないだろう」と言いたくなる」という箇所でした。さすが斎藤先生(笑)
まえがきで、斎藤先生は、とにかく日本文化はまず「面白い」。そして、それを有効利用していないのは「もったいない」とおっしゃっていますが、私も同感です。
茶道や華道を習ったり着付や能楽鑑賞にいそしんでいると、同年代の子達から「花嫁修業のため?」「なんでそんなのが楽しいの?」というような感想をよく言われますが、日本文化って本当に面白い!
でも私の拙い説明力ではなかなか伝わらず、でも本書を読んで、その魅力を説明するヒントも先生は教えてくださったような気がします。
堅苦しい日本文化論本も良いですが、寝っ転がって、笑いながら、関心しながら、気軽に読める本書を、是非手にとっていただきたいです。お手軽価格ですし☆