普段、神道など全く意識していないが、たしかに毎年初詣に行くし、車のお払い、合格祈願など物事の節目には神頼みをするなど、日常生活に深く浸透している。日常生活のことが題材となるので、本書の内容は非常に理解しやすく、また神事の歴史背景などこれまで知らなかったことがたくさん知ることができた。大学教授の方が書かれた本であり、緻密な調査結果を背景として、それに自らの考察を加えるという形式で、安心して読むことができる。
第一部、第二部は比較的日常生活に密接した内容であり、容易に理解できたが、第三部以後は文化論であり、非常に難解な内容となってきた。その辺をもう少し平易な内容で解説していただけたらよかったのにと思う。