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こんなに使える経済学―肥満から出世まで (ちくま新書)
 
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こんなに使える経済学―肥満から出世まで (ちくま新書) [新書]

大竹 文雄
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

経済学は一体なんの役に立つのか?経済学的な考え方を身につければ、肥満やタバコ中毒、出世や談合、耐震偽装といった問題を、これまでとはまったく異なる視点で見ることができるようになる。本書は身近な話やだれもが知るような話題を取り上げ、それを経済学の視点で分かりやすく論じており、読み進めるうちに経済学のエッセンスが理解できるようになる入門書である。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大竹 文雄
1961年生まれ。83年、京都大学経済学部卒業。85年、大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。大阪府立大学講師等を経て、大阪大学社会経済研究所教授。大阪大学博士(経済学)。労働経済学を専攻。著書に『日本の不平等』(日本経済新聞社、サントリー学芸賞、日経・経済図書文化賞、エコノミスト賞受賞)などがある。2006年に日本経済学会・石川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 205ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2008/01)
  • ISBN-10: 4480064001
  • ISBN-13: 978-4480064004
  • 発売日: 2008/01
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By itobun
形式:新書
伝統的なミクロ経済学やマクロ経済学、マルクス経済学の主要なトピックには直接にはほとんど触れられていないが、だからといって説明責任を逃れている訳ではなく、直接触れられていないからといってそれらの知見が無駄であった訳ではもちろんない。伝統的な経済学から最新の経済学に至まで、全てのトピックについて正確に理解しておられるからこそ、このように「使える」というタイトルに忠実に、伝統的なトピックに大胆に触れずに、書けるのである。しかも求める者が耳を澄ませば、この本のどのトピックにもきちんと、底流に流れる伝統的な経済学のトピックの音を聞くことさえできる。

振り返れば90年頃には、「バブル」さえ、経済学者の間では、まともな経済学用語として扱うのが露骨に躊躇われていて、いかに市井でこの語に言及されようと、また、何度なぜこんなことになっているのか説明を求められていようと、大竹先生を重要な例外とする多くの経済学者が、このように俗な言葉は一時のそれこそ泡沫事象に過ぎず、結局扱わないのが最も賢明であったと歴史が証明するに違いないと信じ、その審判の日をじっと待つ姿勢でいたのを、私ははっきりと覚えている。なぜ覚えているかと言えば、私も当時その説明を求めていたからであり、説明をいただけない担保に、その彼らの姿勢だけをしかと目に焼き付けることにして、「その場を去った」からである。

しかしこの本を読んでみれば、このように役に立つ経済学を生むために、役に立つと宣言するのははばかられた私の学んだ経済学も、どうしても必要だったということが、この年月を静かに追い越すように、しみるように説明され、納得されていくのであった。従ってこの本にふさわしいタイトルは、長過ぎるのをおそれず、正確さにのみ忠実に書けば『「あの場を去ら」ずに向き合い続けた大竹先生達の努力で、この20年でこんなに使えるようになった経済学』であるというべきであろう。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 たばこの税がどうあるべきか、あるいは臓器移植制度がどうあるべきかを、経済学、といっても単なる金銭価値を考えるのではなく、どのような制度にすれば、より多くの人が幸福になれるのかという観点から、解説してくれている。
 制度設計を仕事とする議員や公務員の方々にぜひ読んでもらいたい本である。
 
 
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 烟霞
形式:新書
経済学は役に立たないと思いこんでいる人々は多いし、経済学の知見を使って制度設計が行われる例もまだ少ない。これに対し、本書は、広く身近な社会経済に関する27の事例を、個人のインセンティブ(及び情報の非対称性や行動経済学の成果等)を使って説明することにより経済学の有用性を示した好著である。近年、同趣旨の本も出版されているが、現在の日本において身近に実感できる経済社会現象を多数取り上げており、経済学に通じた読者にも馴染みやすく楽しめるものになっている。
 内容は経済学に通じる人々には目新しいものばかりではないが、それでも刺激的なものが多い。人によって興味の湧く部分は異なるだろうが、例えば、なぜ一部の人だけが肥満となるか等の健康問題、教育の義務化が長期的な人口増から人口減への転換の背景にあること、人々の生まれ月は制度に適用しようとする親たちのインセンティブによって影響されること、日米を比較すると日本人の方が公共財の提供において「いじわる」で相続においても「利己的」であることなど、意表を突いた議論が楽しめる。
 難点は、一つの章の中に別々の執筆者がそれぞれのテーマで6ページほど書いているが、それらを関連づけずに掲載しているため、内容的に連続感がなく一気に読む際に少々読みにくく思えること。元は週刊誌の連載という事情は理解するが、一般の人に経済学に興味をもってもらう目的からすれば、各パートの連続性をもたせ読みやすくする工夫があって良かったのではないか。読者はまず自分の興味のあるテーマのところを拾い読みしてもよいだろう。
 編者の大竹先生が繰り返すとおり、制度設計において人々のインセンティブを無視してはいけないという点は重要である。日本ではこれを無視した制度設計が多いが、これに対して経済学から一石を投じ、より良い社会作りが行われるように人々を啓蒙することが本書の隠れた狙いだと勝手に想像している。
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経済学の入門書としては最適
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身近な例えはよい
いまいち実感が伴わない内容ではなく
就職率や学力 株式などの一般人でも
何となく実感がわく分野での記事が興味深い。... 続きを読む
投稿日: 2008/4/27 投稿者: I
多様なテーマで、経済学的な考え方を身につけられる
本書は経済学の入門書というより、経済学的な考え方で世の中の現象を説明したものである。『週刊エコノミスト』の連載をまとめたもので、経済雑誌の中で読むと「ちょっと読ん... 続きを読む
投稿日: 2008/3/18 投稿者: 所沢白猫
知的好奇心を大いに刺激された
個々のテーマがとても興味深く、ためになりました。
最新の成果が盛り込まれている気がしました。... 続きを読む
投稿日: 2008/3/3 投稿者: あんとん
まあ豆知識としてなら
わかりやすくて良いのだけど、ややテーマ的に散漫。
あくまでマメ知識の域を出ないレベルにとどまっている。... 続きを読む
投稿日: 2008/2/13 投稿者: 毒ギョウザ
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